うさぎやすぽんvs海野しぃる 限界学生作家対談!
海野しぃる
第一回 限界学生の飲むコーヒーは苦い
前書き~うさぎやすぽん~
以下、うさぎやさんからこのような感じで前書きにして~とおっしゃっていた内容になります(規約違反逃れのアレです)
「神保町の喫茶店ラドリオにて、ラッキーストライクをふかしながら太宰治の「斜陽」を読んでいると、「大澤先生みたいに対談しましょうよ!」とお誘いがあった。カクヨムの応援コメントで。「大澤先生みたいに」ってどやねん、それ。「あの人もやってるし俺もやりたい」みたいなんさあ、こう、作家としてのプライド的にさ、どうなん? と思いながらも、あっ、ぼくもやりたい、と思った。五本目のラッキーストライクの火を、じっ、と点け、ふわり、と煙をオレンジの電灯の光の中に浮かべて、ああ、なんか楽しみやなあ、そう思った。相手が女の子やったら良かったのに、とも正直に思う。ごめん。
ぼくは売れない作家である。ぼくの創作論なんか、山羊も食わぬに決まっているのであるが、なんやろ、でもなんかこう、人に話したい、なんて気持ちはどこかしらかに潜んでいるのであって、素直に嬉しかった。家に帰り、ノートパソコンを開く。スリープ状態でいたせいか、書きかけで途中で嫌になってしまった原稿がいきなり目に飛び込んできて、わわっ、と声を上げてしまって、誰も今の声聞いてへんやろか、と辺りを見渡す。いたって一人である。
相手を待ちながらどんなことを話そうか、そんなことを考えながら、またラッキーストライクに火をつけた。台所の窓から換気扇が、ごおお、と音を立てているのが、もう慣れてしまって久しい。前までは、なんか虚しい音やなあ、と思ってたのに。
でも、ぼくたち頑張ってるよな。泥臭く。だって、天才でも無いし、普通の、というかぼくなんか普通以下の人間やねんけど、それでも頑張って小説書いてるよな、それだけは言いたいな。なんか。こんなぼくでも小説を書けるんやって、それを確認したいな。そんなことを思って、吸い殻をインスタントコーヒーの空き瓶に捨て、ノートパソコンの前に座る。
兎に角、ぼくのことを凄いとか思ってもらいたいわけではない。ぼくたち、頑張ってるんやんな、それだけでいいな。あっ、チャット来たけどもう一本煙草吸いたいな。台所にパソコン持って行こうかな。そうしよう。」
とのことでした。
それでは皆さんよろしくおねがいします。
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