埋もれる詩を食べる

自分はここにいると叫ぶ詩

声なき訴えは儚い

生まれたときから持っていた声は

錆びてぼろぼろになってしまったね


だから変わりに詩をつくる


わたしはそんな詩が好き

言葉を手繰り寄せて口にする

一文字ずつ噛み砕けば想いが滲む


甘かったり 苦かったり 不思議だったり

色んな味が舌から脳に伝わっていく


私は詩を食べる妖怪なのです

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