推しサクは、これだ!

流々(るる)

カラフリー/金木星花 作

 他の方のレビューを読んで、たどり着いた作品です。

 以下は、私が書いたレビュー。

 ご一読いただき、興味を持たれた方はぜひ本編へと訪れてみてください。



「ご縁があったら、またいつか」


色覚障害を持つ少女が、その眼に映る世界とどう向き合っていくのか。

幼馴染との純愛や、ある人との出会いを軸に描かれた物語です。

やや強引かなと思える展開があるものの、それを感じさせない描写力は素晴らしいと感じました。


そして、大好きになった一文、「ご縁があったら、またいつか」

see you again の和訳のような言葉ですが、これほどまでに素敵なフレーズを見たことがありません。

作者さまも思入れがあるようで、この言葉をタイトルにした番外編も楽しめます。


タイトルの「カラフリー」

その意味は作中で明かされますが、私は「殻(カラ)」を破って「自由に(フリー)」と感じました。

そんな、さわやかな感動を得られる作品です。



それにしても、年をとったせいか、少女の純愛には涙なしでは読めなくなってしまいました。(^^;)

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