(ちょっとの)
ちょっとの閃きと勇気があれば
自分を広げてゆくことなんて
とてもとても簡単なことに思えて
まるで霞んだ霧に寄り掛かるような現実
ただ あるのは
そこから逆に
自分をひたすら
締め上げて締め上げて
それでも
心は閉じないで
締め上げること
移ろう街 通り過ぎる人
それを見ながら何も言えず
流れる景色に逆うこと
その現実の先
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