叙情
深い青
空を覆う宇宙の色
闇よりあかるくて
それでも夜は暗い
雨の音
見えない水を地に移して
宇宙は渇いてゆく
だからこの夜は
闇を深めていく
山の水
この滝はただの道なのに
人は当たり前のように
昔からあると言う
夜の雨
それはいつの滝になるのか
この山は
いつか渇いてしまうのか
嘆く君
流れていく川に触れ
いつも違う雨に出会う
痛みに縛られて動かない身体
転んだ先への脅え
遠い声
それはいつ聞こえるのか
自らの吸う空気に酔い
踊らぬ人は道化と笑い
淡い白
歪みも質感も
触れずに分からない儚い色
何も芽生えることはなく
染まることもない
汚れては廻る
淡い誤魔化し
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