道路脇に、白いスミレを見つけた。

どこからか、種が飛んだのかな?

私はスマホで写真を撮った。


ここには、カタバミが。

黄色い小さい花が、とっても綺麗。


うつむいて歩いているから。

足元ばかり目に付くの。


それも悪くない、と。

気持ちがだんだん、軽くなる。


ふっと、顔を上げれば。

街はこんなにも花に溢れていて。


「もう、すっかり春だね」と、私は母にLINEを送る。


花は私に微笑みかける。

「落ち込んでいたら、もったいないよ」

花の命は短いのだから。

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