第34話 雑魚スケルトン
僕の目の前にあらわれたのは、白い骨だ。
なんていうと味気ないだろうから、もっと詳しく言うけど、死者の骸骨に悪霊が乗り移って動かしているっていう設定のモンスター、スケルトンだ。
ゾンビなんかもそれにあたるけど、見た目で違いがあるのは肉がついてるかいないかっていう感じ。
このダンジョンでなくなった大昔のトレジャーハンターだのの、慣れの果てってところだろう。
「相手としては、ザコ中のザコってとこか。そんなに攻略難易度は高くなさそう」
目の前にいるスケルトンの動きは至って普通。
他の場所にいるスケルトンより強いかんじでは無さそうだった。
僕は向かってくる敵に剣を向ける。
「そりゃっ」
掛け声なんてあってないようなもの。
馬鹿正直に突進してくるスケルトンの攻撃をさらっとよけてわき腹から剣で、切りつけた。
急所を攻撃して一撃で倒して見せた。
危ない所なんてものもない。
消滅エフェクトが光って、ドロップ品がその場に出現。
アイテムを回収しておく。
ま、これくらいはね。
余裕でしょ。
それからも数分間隔でスケルトンが襲って来たけど、難なく撃破。
「このくらいの強さじゃさすがにレアは出ないか」
特に必要なわけでもない、至ってフツーの素材を回収しながら奥へと進んでいった。
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