ただ、日々より溢れ出でる詩を

mer-cy-

～ 射手 ～

ただただ、届けと執着し

力いっぱいに弓を引き

その煌々たる顔を私は睨む


そして想いは魔弾となり

下弦のお前を逃がしはしない


程なく渇きぬ激情の

弦、この指を離れ

放った心、紺夜に舞う

さりとて、月には及ばない



ああ、貫かれたのは私の心か



2018.7.1　貰った画像の月を見て

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