耐える

離ればなれになってしまってから

逢いたい、逢いたい、と

毎日そればかり考えている


何をしても何を見ても

独りではまるでおもしろくない


時々何もしたくなくなり

家の中に閉じこもる時がある

そんな時そばにいてくれたら

きっと楽しく過ごせたに違いない


夜になると想い出す


二人で歩いたことや

二人きりで幸せな時間を過ごした

部屋の中のことを


振り返ればそこにそっと立っているようで

振り向いては涙を流す長い夜


逢いたい、そばにいてほしい

淋しい時に逢えないから

そばにいてほしい時にいないから

離れているのは哀しいことです


逢えば愛を確かめあうけど

また離れてしまうことを思って

哀しみをつのらせてしまう


何もかもを捨てて激しく愛したい

でもそれは

お互いを苦しめることにしかならないから


だから

死にそうで気が狂いそうになっても

耐えなければならないんだね


私たち自身のために

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