その時がくるまで

信じていたものが

全て崩れ去ったあと

ただ茫然ぼうぜんと街をさまよう


何処へ行けばいいのか

誰と会えばいいのか

明日から何を信じて

生きていけばいいのか


答えのないそれらの言葉が頭をよぎり

肩を落として歩き続ける


こんな時 何も言わず

ただそばにいてくれる誰かが欲しい


偽りでもかまわない

この苦しみをわかってくれるふりでもいい


今この時が

過去の闇へと消え去ってしまうまで

どうしようもない僕の横に

静かに寄り添っていてくれるだけで


それだけで救われる


みじめなこの僕を

精一杯の偽りの愛で

包んでいて欲しいのです


いつかやってくるその時まで

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