波のむこうから来た別れ

別れは突然

波のむこうからやって来た


夏も終わろうとしている


高くなってしまった波が

お別れをつれてきた


1年ぶりに会うあなたは

私の知らない人のようで

言葉が出ない


「ごめん」


そう言って

あなたは振り向きもせず歩いていく


その先に

青い瞳をした彼女がいる

心配そうにのぞきながら

身動きひとつしない私たちの

話が終わるのを待っていた


なぜ悲しそうな顔をするの?

なぜ涙を流すの?


泣きたいのは私の方なのに

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