『魔法使い』シリーズ【魔法・人物】等まとめ

花音小坂(旧ペンネーム はな)

第1章 アシュ=ダール編

登場人物(物語主要人物)


●アシュ=ダール

 『禁忌の魔法使い』と呼ばれる、不老の闇魔法使い。『大陸一の美男子』、『至高の紳士』、『天才魔法使い』等、様々な呼び名で自称するが、実際には呼ばれていることはない。ナルシスト、そして、その性格の悪さゆえ、女性からは圧倒的にモテない。

 白に染まった髪、漆黒の瞳を持つ長身の男。普段は黒のシルクハットとテールコートの出で立ちである。

 平凡な平民の農家の出身。8歳の頃、母親を流行り病で亡くす。その後、父親は酒に酔っ払って川に落ちて死んだ。

 身寄りのいなくなったアシュは、その後ヘーゼン=ハイムの元へ弟子入り。


●ミラ

 アシュが人形に魂を吹き込んだ、執事。どこからどう見ても、人間であるが、喜怒哀楽の感情表現ができない。主人の命令のままに動くことを強いられており、よく、アシュの言動に対し強烈な皮肉を飛ばしている。

 少女のようなみずみずしく張りのある肌をしているのにも関わらず、精緻に整った美しい容姿が対照的な大人の雰囲気を醸し出している。黒褐色セピアに染まった滑らかな髪は、彼女の不可思議な魅力を一層ひきたたせている。


●リリー=シュバルツ

 ホグナー魔法学校に通う生徒であり、名門シュバルツ家の跡取り。かつて大聖女と呼ばれたレイアーシュバルツの再来と言われるほどの神童。その成績、魔力は常にトップ。超がつくほどの優等生であり、異常なせっかちである。その勝気かつ真面目な性格ゆえに、ドS変態魔法使いのアシュに目をつけられ、日々、鬼のようなシゴキと説教を受ける。

 細く流れるような金髪。不可思議に輝きを放つ深緑職の瞳。天使を描いた絵画のように整った顔立ちを持つ美少女である。


●シスー=クローゼ

 ホグナー魔法学校に通う生徒であり、名門クローゼ家の跡取り。貴族であるにも関わらず魔法が使えない『不能者』である。リリーとは対照の、大人しくて柔らかな雰囲気があり、ダントツ、アシュの贔屓対象である。

 一点の曇りもない湖の色を映し出したような藍色のロングヘアがそれより深く彩る同色の瞳と見事にマッチしている。その肌は、雪のように白く滑らかであり、対峙するものは必ず目を見張るほどの美少女である。


●ライオール=セルゲイ

 ホグナー魔法学校の理事長。大陸でも最も偉大な魔法使いと呼ばれるほどの人気を持つ。アシュとは同じ師の元で学んだ間柄。

 大陸でも有数の魔法使いであり、『最も偉大な魔法使い』候補として選出された。アークドラゴンの生態研究論文、魔法次元理論の解析、他にも星数多に素晴らしい発表を成し遂げたほどの賢者。凶悪で誰も手がつけられなかったレッサーデーモンを討伐したメンバーの1人。

 一見、穏やかな好々爺だが、琥珀アンバーのように多彩に輝く瞳、大きな目は、好奇心旺盛な気質を如実に表している。


●サモン=リーゼルノ

 アリスト教のトップである大司教。ある理由から聖櫃と呼ぶものを探させている。死人しびとのような暗い影を落としており、病魔に犯されたその痩せ細った身体は、伝統的な白い法衣でさえ隠すことはできない。


●ケリー=ラーク

 サモン大司教の従者であり、13使徒の一人。黒褐色の髪に精悍な面立ちをした青年。極貧の幼少を過ごし、盗みなどの悪事を働き日々を生きる。しかし、魔衛兵に重傷を負わされたところをサモン大司教に救われ、それ以来彼に心酔する。妹がいる。


●シルス=ラーヴィン

 13使徒の一人。面長の顔が特徴的な長身痩躯の男。


●ジュリア=シンドル

 ホグナー魔法学校の新任魔法医。22歳の美女。


●ヘーゼン=ハイム

 史上最高の魔法使いを挙げる時、必ずその名が出るほどの魔法使いである。光属性の魔法と闇属性の魔法を共に最高峰のレベルで扱うことができる大傑物だ。

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