10/15 しょうがないなあ……仮想通貨の話しましょうか

皆さまおまたせ南雲さんからまた熱いコメが来たよ!


――以下、南雲コメ――――――――――――――――――――――


ブームが過ぎ去りつつあるのは、最も話題となったビット・コインを含め、「そもそも何で仮想通貨(Virtual currency)が必要なのか?」と言う根本的なニーズの部分において、余り明確では無かったからだと思います。


現実の通貨の様に、仮想通貨もまた価値変動性を有しているので、投機・投資の対象と成り得る事から、資産運用の選択肢としての価値が無い訳ではありません。


しかし、そんなリスク資産である「仮想通貨」は、政府が通貨として認めているWeb Moneyなどの「電子マネー」とは異なり、通貨としては認められてい無い不確かな存在です。


簡単に言うと、仮想通貨は、サービス終了によって消滅して仕舞うオンライン・ゲーム上のゲーム通貨と同様なので、価値の上下と言った変動リスクだけで無く、それ自体が消滅して仕舞う消尽リスクがあります。


そんな消尽リスクを加味すると、或る程度、価値が安定しているとしても、仮想通貨の運用リスクは高いと言えるでしょう。


それならば、ドルやユーロと言った現実の通貨や、証券・債権、貴金属などの方が、それを保有しているリスク=運用リスクが低い為、結局、仮想通貨に大金を投じる人は現実には少ないと言えます。


この事をより感覚的に説明するなら、例えば、老後に使う予定の資金の様な生活資金をビット・コインで貯金する事は、普通の人の考え方ではあり得無いと言う事です。


では、そんな仮想通貨が、資産運用を目的とする以外にどの様な利用をされているかと言うと、それは武器・麻薬・盗品の売買などの非合法な活動によって得た資金の洗浄(マネー・ロンダリング)です。


現在、マフィアやテロリズム関連組織など数多くの非合法組織が、仮想通貨を使って非合法資金のマネー・ロンダリングを行っています。


従って、ある日突然、国や国際機関の法執行的な措置によって停止される恐れがあるので、ここ最近、仮想通貨の前述した消尽リスクはより高まっており、ゆえに、今後の利用者はなお一層、少なくなると私は考えています。


マネー・ロンダリングへの利用が原因で停止された仮想通貨もありますので、次のサイトをご参照下さい。


https://coin-mag.com/post-2690/



現在の仮想通貨に対しての私の意見は、ひとまず以上となります。



―――――俺の返信―――――――――――――――――――――――――――


>BTCは消尽リスクがあるというのは正直、BTCの仕組みを知らずに話してるとしか思えないなあ。


>あとちなみにリンク先の情報は、その通貨がその国で使用できなくなったという取引所の使用停止のニュースで、通貨自体には全く関係ないです



――――南雲さんの追記――――――――――――――――――――――――――


その国で取引する事が出来ず、取引口座が残高と共に消滅させられるだけで、資産は十分に消尽していると思いますが。

消滅した口座に入っていた仮想通貨は、どうやって使う積もりなのでしょうか?


そもそも、特定の国家で使用不能になるだけで無く、仮想通貨のデータをやりとりするサーバー自体が、法執行機関による停止や、クラッカーによる攻撃でダウンしたら、その仮想通貨を利用する方法は無く、それは消尽リスクに当たると思いますが。



――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

アンサー


やれやれ、だから知らずに話してると言うのだよ。


取引所が停止になっても、個人用のウォレットとというのをちゃんと把握していれば、そこに入ってる仮想通貨はなくなる類のものではないのです。


まあ面倒なんで、普通取引所のウォレットでしかやりとりしないですけどね。



で、あとそもそもブロックチェーンの仕組み上、特定のサーバーをクラッキングして、ある仮想通貨をダウンさせる出来るようなものじゃないんだよ。

 そうだとしたら、そもそも、ビットコインはここまで高騰ないわけ、ブロックチェーンは誰が管理してるかも、どこで管理してるかも分からない。

 それ故に、世界中のネットワークがすべてダウンしない限りは、破壊できないような仕組みになっていて、それを確立したから、金の代わりということで、注目されて高騰したわけです。


 はっきりいえば紙幣よりはるかに偽造しづらいわけ。

 さらに、国が干渉することも難しい。そりゃあ、取引所に干渉することは出来るけど、個人のウォレットにまでは無理。ネットがつながってるかぎりは、個人ウォレットのビットコインは保証されてるし、普通にそれでものも買えますからね。まだ、だいぶ面倒くさいけど。


ご存知のとおり、中国やその他途上国ではマネーの電子化が進んでます。

その方が国も管理しやすく、違法マネーが生まれにくいから。

さらに、偽札リスクや、そもそも紙幣発行のコスト削減の目的もありますね。


そんなとき国が管理する電子マネーと、ワールドワイドで監視することで成立しているビットコインとでどちらが信頼度が高いかは明らかだと思いますが。


まあ、そういうことでビットコインバブルが起きたのが去年。

ほとんどが日本人によるものらしいです。


そしてバブルと見切った本来の価値を知っていた人たちが利確して、うっぱらった訳ですね。

で、日本人が飽きたのを見計らって買い戻したわけでしょう。


他の仮想通貨はともかくビットコイン本体自体は、相当信頼されてます。

おそらく乱高下しても、価値がゼロにはならないでしょう。


ほかの通貨は基本的にビットコインに付随して作られたまあ、おまけみたいなものなので当てにはならないです。

リップルはまた、別ですけど、日の目を見ませんでしたね結局。


AIが本格的に完成されたらブロックチェーンがどうなるのかは分かりませんが、少なくてもそれまでは、ビットコインは一定の価値をもつでしょう。


おれはここ二十年で、日本にハイパーインフレ来ると思ってます。


そんなとき、ビットコインもってたら、うはうはなんだよなあ。


ところで、こんだけ日本株が好調ななか、俺の持ち株はなぜ、微動だにしないんでしょうか。

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