詩の中はサイケ


おれは

中学生

毎日なんにも考えず

酸素を吸って生きてる

学校はつまらない

平和で退屈

でもこれは詩だから

その中のおれだから

現実とはちょっと違う

ほら

舞台はあっという間に変わった

こんなことも詩だから出来るんだ

現実では出来ない

現実って本当につまらない屑だね

ここは

何処までも続く青空に

真っ白な雲がぷかぷかと浮いてる場所

最近のお気に入りの場所だ

よく来る

そして雲の上に寝転がり

夕飯の時間まで寝る

雲は触れる

そんなのこっちの世界の常識

どら焼きを食う猫型ロボットなんて目じゃない

こっちではどら焼きが猫型ロボットを食べて平然としてる

おれが寝てる雲のすぐ下を

鳥の群れが通過して行った

「SEX! SEX!」

どうやらセックスがしたいようだ

………なるほどな

理解が可能だったので即、寝た


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