心咎

心を浄化する術はあるのだろうか


いっそ散り椿の様に終わらせるのも悪くない


自らが俗物であるが故に尊き御心に憧れ様々な仮面を得たが


真の顔を晒すことが恐ろしくなってしまった


己を鍛える願望はあれど意志薄弱


然れど自らを偽る事に余念がない


誤った道は最早道の体を成しておらず


振り返れば鬱蒼と気色ばみ


前へ進めと急き立てる


何も無いと知りつつも歩むしかない


心の咎を忘れる事ができよう

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