第二章 少年の日々

再スタート


拝啓 大切な恩人たちへ


皆さま元気にしているでしょうか


ここに来て何日経ったのでしょうか


俺は今元気に森の中を全力で走ってないです


草をかき分け、木の枝に足が引っ掛かりそうになりながらも懸命に飛んでおります


すでに限界が近づいており正直キツいです


今走ることが出来ないのが非常に残念です


さて、なぜこのような事態になっているかと言いますと…



「逃がしません!連れ戻します!」


「逃がさないのです!戻るのです!」


「逃げられないわよ!リターン!コウ!」


眼を輝かせた猛獣達が、後ろから追ってきているからです



…どうして、どうして、こんなことに


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