3にち マンガを読んだ
がつ3にち ようび てんき(雨) おんど
今日は図書館でマンガを読んで過ごした。
今日は明け方から夜までずっと雨だった。晴れだったらパトロールをしようと思っていたが起きたら雨が降っていたので図書館に行くことにした。
図書館には既に園長が来ていて資料の解読と次回のじゅぎょうの計画を立てているようだった。俺は就任式の前の日にやりのこした資料の解読の続きをしようと思っていたが、園長が大変そうなので勉強会の計画を立てるのを手伝うことにした。
じゅぎょうに来てくれるフレンズの一覧を見ながら次回どういう風に教えようか悩んでいると図書館にアライグマが来た。どうやらマンガを読みに来たらしい。
最初の内はじゅぎょうの事をしていたが、たびたびアライグマが副園長これはどう読むのだ、それはどういう意味なのだと聞きに来るのですっかりアライグマとの勉強会になってしまった。
アライグマはとても賢いフレンズだ。かなり若いフレンズなのに勉強の甲斐あって、もうひらがなとカタカナを読む事ができる。また、読んでいたマンガは送りがなが振られているものの漢字が使われており、聞く所によると漢字もいくつか読めるようになったらしい。パークは広いが漢字を読めるフレンズはそう多くない。じゅぎょうにも欠かさず出ているし知りたいことやりたいことを何でも覚えてしまいたいらしい性格のようだ。とても真面目だし努力家だ。将来は園長になりたいから頑張っているのだと意気込んでいたがアライグマならなれるかもしれない。
でもまあ苦手なこともあるらしく、野生解放がまだできないことを気にかけていたりおっちょこちょいなのを直したいと言っていた。野生解放は俺だってできるようになったのはかなり遅かったし、おっちょこちょいは俺の友達にアライグマ以上の子が昔いたよと言ったらそんなものなのか?と聞いてきたが、要するにけものによって得意なことが違うんだよといったら納得してくれた。
結局、じゅぎょうの計画は進まなかったが園長はアライグマと俺が楽しく過ごしていたのをみて満足したわと言ってくれた。図書館の利用者と交流するのもパークの代表としての努めだ。何よりも楽しい。
今日はアライグマの持ってきてくれた緑のジャパリまんとねぐらの近くの店の遺跡にラッキーが置いていった果物を食べた。園長が大好きな『バナナ』を手に入れられて良かった。
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