第845話 第二次世界大戦?

「準備が出来た戦艦は出撃、イズミールの宗矩と合流、宗矩の指揮下に入ることを命じる」


と、艦隊に指示を出す。


さらに、スロバキア王国とドイツの前田利家と、イタリアの前田慶次に黒海に向けて進軍を命じ、シチリアの真田幸村に艦隊を出撃させるように連絡、また、ロシア帝国にも使者を走らせた。


ロシア帝国はの返答は勿論、大日本合藩帝国・オスマン帝国・スロバキア王国に敵対する意志はなく援軍を出したいぐらいだが、ヌルハチが率いる大騎馬軍侵攻により精一杯だと返事が返ってきた。


ヌルハチは清帝国を建国宣言し、一端、東海岸沿いはあきらめ、中国大陸大陸部、モンゴル、カザフスタン、ウズベキスタンなどを支配下にした大帝国を建国した。


そして、今回の乱の首謀者、パシャ・アンカラはクリミア王国を建国、クリミア王を名乗った。


さらに、清帝国とクリミア王国は同盟を結び、『大日本合藩帝国に恨みを持つ者は立ち上がれ』と、ヨーロッパ諸国に忍ばせていた者を使って高々と宣戦布告をした。


「くっ、準備はずっとしていたのか・・・・・・」


各地から届く知らせに目を通していると、ドイツから連絡が。


「前田利家様、御重体」


「なにがあった?反乱軍か?奇襲にでも」


「いえ、松様からの電信でございますから確かな情報だと思いますが、御病気だと」


・・・・・・そうだな。

もうみんなそんな年齢だもんな・・・・・・。


「それで、松様はなんと?」


「総大将を利常殿とするが国内の反乱を抑えるのに手一杯と」


「仕方あるまい、経験値の差が出るからな。了解した。ドイツ藩前田家は国内反乱鎮圧に集中を命じる」


と、電信を返した。


フランス王国にも使者を走らせて混乱に乗じて動かぬようにしないと・・・・・・。


イギリスもか?


俺が出撃する前にすること多すぎるだろ。


宗矩に任せるしかないか・・・・・・。

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