第366話 黒ギャル居酒屋(オーストラリア開発編2)

 約半年かけてオーストラリア大陸西、南視察をしてケアンズ城に戻りました。


ケアンズ、任せたのが前田慶次と佐々木小次郎。


期待を裏切らないのが前田慶次でした。


土浦城城下再び?


ケアンズ城下、なんだか賑やかな店が出来ていたので行ってみたら、


「イラシャイマセ~~~~~」


・・・・・・?ヌホッ


「なんじゃこりゃー」


いや、居酒屋なんだよ、健全な健全な飯屋なんだけど、働いてるのは乳隠しの布と下半身隠しの布だけの女の子が働く店。


露出度高し。


アボリジニ女子、黒い肌に白い泥?で、化粧?模様を肌に書いている女子達は、俺の子供の頃、渋谷を闊歩したと言う伝説の生き物が15人ほど働いている。


一緒に入店した最上義康が何やら顔をまっかにして興奮している。


股間まで抑えだしてしまったよ。


うぶな男子には刺激が強いかな?


出される料理は、串刺しのカンガルーやワニ肉料理で接客もいかがわしさはなかった。


「あっ、御大将、見つけるの早いですね」


と、後から入店してきた前田慶次、


「なんだいこの店は?」


「健全な飯屋ですよ」


「いや、それはわかったがアボリジニ女子働いてるのは?」


「いや、物々交換にも限界があるので、働いてお金を稼ぎたいって申し出が有りましてね、男手は開墾に雇い入れ、女子(おなご)には、常陸の直営食堂みたいなのをと思って作りました」


俺は慶次の手を右手で握手し、左手で肩を軽く叩く。


「良い、良いねぇ~黒ギャルの店、これは俺が通いたい」


「お初の方様に見つかるとまた、追いかけ回されますから気を付けて下さいね」


「飯を食いに来るだけだから」


慶次の心配は的中しました。


褐色肌大好き、愛でるだけ眺めるだけで十分なのだが、毎日通っていたら、お初に


「また、側室増やす気ですか!」


って怒られ追いかけ回されてしまった。


「そんなつもりはさらさらないぞーーー!」


お初、やっぱり怖い。


俺は通うのを止めたが義康は通い続けた。


義康は何かに目覚めてしまったようだ。

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