ささやかな幸せ

暑さに締め付けられて

体と魂が離れてしまいそうな感覚が襲って

頭が痛くてクラクラ


涼しいところで少し休み

夕暮れの優しい風が吹いてきたら

外に出て

かわいい君たちにお水をあげる


おまたせ


葉っぱが元気をなくして

早くお水をちょうだいとねだっている

カラカラになった土に

たっぷりとお水を注いでも

君たちはすぐには元気にならない


ゆっくり飲んでね

と声をかけて

翌朝元気になった君たちを観るのが

僕のささやかな幸せ




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