気持ちのいい木枯らし

木枯らしが気持ちいいと言ったら

君は笑うかな


この寒空に

僕の腕に腕をからませて

はしゃぎながら歩く君が

かわいくて

火照った頬を

木枯らしが冷やしてくれる


君は僕を見上げて

微笑みながら歩くから

僕が引っ張ってあげないと

転んでしまいそうで心配なんだ


そんな君がかわいくて

僕はいつも火照ってる


木枯らしは僕の火照りを冷まし

君のかわいさを

もっともっと受け入れられるように

冷たい風を送り込む


ああなんて気持ちのいい木枯らし

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