『理想と現実』

晴れた空を見上げ


雲ひとつなく広がる青に


苛立つ自分の影を見る



早く大人になりたかった僕


後悔と反省を行き来する今


小さかった君に僕は


なんて言い訳するのだろう?



君が必死に描いた未来


それに背を向け歩む日々



涙の味には飽きたけど


今でもまだ疼くんだ


青い春の日に灯された熱が


僕に無邪気に問いかける


「このままでいいのかい?」



その度にまた心がざわつく 


ざらつき 淀み 濁っていく



わかってるんだ


少し黙ってろ


「このままでいいわけないだろ!」

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