たぶん

 きっと。恐らく。願わくば。

 筆者は絶望したり、物事を悲観したり、虚無を感じたりしたくはない。


 ただ、現実というものが生活の中に入ってくるのが鬱陶しい。

 仕事はまあ特に問題にはなるまい。人間関係も(そもそも知人が少ないのだが)良好だ。


 が。それでは自分を支えきれない。何もないフラットな状態は、すぐさま自分に不安と焦燥感をもたらす。


 何だこれは? いつからだ? 一体何が原因で、『こんなこと』になった? どうして現実を拒絶しようとする?


『攻殻機動隊』でも『マトリックス』でも『レディ・プレイヤー1』でも何でもいい。それこそ『アクセルワールド』やら『SAO』なんかでも構わない。


 俺の感覚器官にまとわりつく『現実』から、俺を救ってほしい。

 読書や映画・アニメ鑑賞、スマブラやカラオケなんかの時間が、隙間なく、見境なく、溢れ返っていればいい。


 迎え入れ得る現実は、執筆者として、創作者として、自分が未熟な青二才に過ぎないということ。

 これは自虐ではない。むしろ自分の未来に伸びしろがあると信じての言葉だ。


 しかし、未来と現在の間には、度し難いほどの無駄がある。それが自分にとっての『現実』――普遍的で不安定で、とにかく中二病的な言葉で以て説明しなければならないような疫病神だ。

 まったく、お陰で文面まで中二病調ときている。我ながら呆れるばかり。


 願わくば、こんな駄文を投稿するという無益な行為を恥じ、後悔する日が来ることを望む。ご高覧しておられる方々に、『あの時の自分は狂っていた、申し訳ない』と謝罪の言葉を述べられる状況が訪れることを願う。


 さて――どうなることやら。

 

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