木登りするアリさん

 落ち込んだり悲観に走ったりしているわけではありませんので、一応その点ご安心を。


 で、何が言いたいかというと、『人様の作品はすごい』ということです。今読んでいるラノベが面白いのなんのって。

 別に書名を公表してもいいのでしょうが、その作品単体ではなく、『世に溢れている小説全般がすごい』と思っているので、敢えて名前や著者様のことには言及しません。


 アクションものだったら『ようし、勉強してやろう』という気にもなるのでしょうが、これがヒューマンドラマなのですよ。ラノベにしては珍しいと思うのですが。


 ある人物のある一言が、僕の書く拙作に出てくる拳銃の弾丸一発よりも重要だったりする。これは大事件です。すごいことです。

 あ、でもこれって『ペンは剣よりも強し』ってやつの応用範囲なのかな? ううむ。

 こんなに世界が広くて高くて深いのだから、戸惑うのは当然なのかもしれません。

 僕は蟻です。木登りします。高い……。


 こんなエッセイもどきをご高覧くださっている皆様方に置かれましては、岩井の書くものが割と物騒で派手目なものに偏向している、ということはご承知かと思います。

 そうそう。だからこそ僕は、あなたの創る世界、作品、それを構成する一言一言に羨望の眼差しを送るわけです。

 そこにリアルがあるから。心があるから。


 はてさて、岩井はどこに行くんでしょうねえ……。


追伸:『友情のシンギュラリティ』第四話、大幅推敲完了いたしました。推敲前があまりにも酷かった(少なくとも今の第四話よりも)ので、お暇な方はまたチェックしてくださると幸いです。

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