第4話 素数指数表現を並べる

「ルーチン先生!」

「ルーチン先生!」

・・・


はっ、ここはどこだ。教室??

「もう小テストは終わりましたよ、もしかして寝てましたね??」


「えーーー!先生寝てたのー!!??」


「いや、そんなことはないぞ。さあ、小テストは回収する」


私はいつから教員などしていたかな?

ふーむ、出席番号1番、(1)番、(0,1)番、((1))番、(0,0,1)番、(1,1)番、・・・

なんじゃこりゃ!わかりずらいワイ!わしがもっと見やすく並べてやる!

1

(1)

(0,1)

(0,0,1)

(0,0,0,1)

...

このあとは、

(1,1)

(0,1,1)

(0,0,1,1)

(0,0,0,1,1)

...

このあとは、

(1,0,1)

(0,1,0,1)

(0,0,1,0,1)

(0,0,0,1,0,1)

...

このあとは、

(1,0,0,1)

(0,1,0,0,1)

(0,0,1,0,0,1)

...


あーー、

(1,0,0,0,...,1)

と並べたら、次はこうだ。

(1,1,1)

(0,1,1,1)

(0,0,1,1,1)

...

このあとは、

(1,0,1,1)

(0,1,0,1,1)

(0,0,1,0,1,1)


「ねー、先生、早くしてよー。私のテストまだー?」

「君の出席番号何番だっけ?」

「((1))番だよーー」

「あー、ちょっと待ってね・・・」

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