1.…(11)

車椅子を畳んだ状態で

無理矢理ではあるが無事に乗せられた。

私達も車に乗り込んだ。


私は緊張が抜けず

ずっと黙ったままだ


「あの‥そんな警戒しないで(苦笑)」


……!

そう言われて自分の身体が

助手席のドアに今にもピタッと付きそうなほど端に逃げていた。


悪い人では無さそうだが、

サイトでやり取りをする時よりも

ずっと緊張してるし


苦笑いして私を見ているこの人は

今日初めて会ったのだ。


「てか、顔ちっちゃいな(笑)」

少し意地悪そうに言って顔を覗いてくる


「えっ‥そんな事ないです//」


ちょっとでも、近づくと失礼ながら

身体が引いてしまう


「いや、俺顔でかいから

威圧感よ」


「フフ‥」


「自己紹介からしますか‥(笑)」

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