.maker's
霧の館の案内人
序曲
「ようこそ、ここはmaker'sの作品展示場だ。
君は初めましてかな?だったら自己紹介をしよう、私はーーー。え?聞き取れなかった?まぁ私の名前なんてどうでもいい。理解して欲しいのは私はここの案内人、それだけさ。
さぁ時間もないだろ?とっとと見学を始めよじゃないか。」
そう言うと彼は奥の扉へ進んでいった。
「君は彼らの作っている『魔道具』に付いてどこまで知っているのかな?
ほぅ全く知らないか、いいだろう、私は一方的なお喋りが好きでね説明してあげようじゃないか。
そもそも魔道具とは、マテリアルと呼ばれる宝石にも似た鉱石媒体を用い魔力を増強させ、莫大なもしくは奇妙な力を発動できるようにするアーティファクトじみた道具さ。
マテリアルは龍脈や霊脈、マナの多く流れる場所で長い年月を掛けて生成されるんだけど
加工の難しさ、そして収穫量の少なさから現在は製作している場所は皆無に等しいんだ。
太古の昔より武器や防具、装飾品と様々な形状であるためひとくくりに「魔道具」とよばれていることが多い、
付いてこれてるかな?
まだまだいくよ?
.maker'sの作品はどこかにナンバリングと刻印が彫ってあるからすぐ分かるさ、君の世界にもあるかもね。
マテリアルには様々な色が確認されているんだ、これはマテリアルの生成地の魔力と使用者の魔力で全く違うらしいよ。
奥が深く、謎も深い代物さ。
詠唱せず使用すると最大出力の3割程しか出せず、名を「呼ぶ」ことで5割、「詠唱」と呼ばれる方法で10割の力が出せるらしい。試してみるかい?冗談さ、さておき、君も現物が見たいだろ?
この扉の先にあるよ、でもお触りは禁止だ。
心からたのしんでいってね、、」
扉が開かれたーー
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