第62話コロナの中心で焼き菓子愛を叫ぶ



 焼き菓子が好きだーーーーーー!!!!!



 お菓子って不要不急ですよね。

 パンがなければお菓子を食べればいいのよと言う人もいますが、パンがあって自粛を求められる今、お菓子は行き場を失っているように思います。

 お呼ばれもしないので手土産も買いませんし、自宅で食べるお菓子ならスーパーで売っているもので事足ります。


 だけど私、焼き菓子が好きなんです。

 スーパーで買うお菓子もいいのですが、ウエストのドライケーキとか、六花亭のレーズンバターサンドとか、ヨックモックのシガールとか。

 もちろん生菓子も好きですが、たぶん生クリームよりバターが好きなんですよね。ショートブレッドとかガレットなんて一番好きです。


 この焼き菓子欲を少しでも沈めるために、スコーンやクッキーを自作していましたが、肝心のホットケーキミックスが手に入らなくなりました。小麦粉すらありません。日増しに募る焼き菓子欲。バターの風味を私に!もうこれは買うしかありません。


 ところが高いのですよ、いろいろと。

 カロリーとかお値段とか。もちろん幸せ度も。

 そこで考えたのですよ言い訳を。

 コロナで自粛中でどこへも行けないし、お菓子屋さんも自粛で売上げが落ちているだろうし、それなら多少いろいろ高いけど、人助けにもなって美味しいものが食べられるならいいじゃないですか!以上。

 充分です。私のユルい財布のヒモをほどくには充分な言い訳ですよ。ダイエット中ですが「おやつは好きなものを食べるべき」というロジックでやっていますので問題ありません。うん。


 この際、お取り寄せしよう。

 私の勝負菓子はクドウの「エンガディーナ」です。もうこれは傑作。どこへ出しても恥ずかしくない。彼女の実家へ挨拶へ行くときは手土産として持参すれば、彼女のお母さんに気に入られること間違いなし。でも、ビジネスではちょっと不向きかな。切って食べるスタイルなので、お呼ばれ用ですね。


 前にも書いたような気がしますが、このお菓子との出逢いは、元祖ライトノベル「丘の家のミッキー」の作中でした。子供の頃に読んで、食べたいなぁと夢見ていたのですよ。大人になってネットで調べられるようになり、買いにいきましたよ、銀座まで。

 今は葉山のお店だけになってるみたいなのでお取り寄せになります。

 エンガディーナはバター香るクッキー生地がBOX型になっていて、中にくるみなどのナッツ類とアカシアのハチミツが詰まっているという、控えめに言ってもSo Niceな焼き菓子of焼き菓子なんですよ。でも、欲を言うと、もっとハチミツがたっぷりのほうが嬉しい。切り分けたときにハチミツがとろっと溢れたりするとかなーりエロいいやエモい。温めたらいいのかな?


 そしてもう一つ、食べてみたい焼き菓子があります。プレスバターサンド東京のバターサンド。バターサンドは他にも美味しそうなお店はたくさんあるのですが、このお店はなんと焼きたてを食べられるのですよ。場所は東京駅。コロナ前に買いにいくつもりだったのですが、コロナが始まってしまい、お預けとなりました。通販はあるんですけどね。焼きたてが食べたいよー。


 そんなこんなでいろんな焼き菓子を物色していたところ、見つけてしまいました。

 新潟県柏崎市の菓子処すだ「エンガトルテ」です。エンガディーナもエンガトルテも、もとはスイスのお菓子でそれをアレンジしたものです。エンガトルテは白と黒があって、白はキャラメルにくるみ、黒はラムレーズン入りって、私の好きなもの全部乗せやないかい。ぴおにホイホイを作る際のエサになりうる。


 エンガトルテは婦人画報のお取り寄せサイトで見つけました。このサイト、美味しそうなものが盛りだくさんで目移りしてしまいます。そこでまた美味しそうなレーズンバターサンドを見つけてしまいました。

 Sweets&Booksキノシタのレーズンバターサンド。

 これ、見てもらったら分かると思うんですけど、厚めのクッキーのサクホロ感とか、ころんとかわいいフォルムとか、極めて魅力的。しかもこのお店、本屋さんなんですよ!もう!行きた過ぎる!ぴおにホイホイありましたな。兵庫県かー。いつか行ってみたいな。



 さて、どれを買おうか?

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