真っ赤な笛

ハーメルンの村長は

「わかった、お前があのネズミを退治したあかつきには、必ず報酬を用意しよう」

と、約束をした


すると旅人はニヤリと笑って

腰の真っ赤な笛を手に取り、笛を吹き始めた

旅人が笛を吹くと

まるで、洗脳されたかのように

町じゅうのネズミが旅人のところに

集まってきた。


旅人はそのままヴェーザー川に歩いてゆき、ネズミを残らず溺死させた。しかしネズミ退治が済むと、ハーメルンの人々は旅人との約束を破り、報酬を払わなかった。

さらに、バケモノと罵り

村から追い出したのだった

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