第6話 無意識
やっと、話せる。あの子の事を。
高校で私は、スタートに失敗した。中学でもいなかったレベルのスーパー女によっていきなり作られた大きなグループに入り損ねた。そこに入ればきっと溶け込めたのに、と机を眺めながら後悔した。
そんな私の目の前にいきなり座り、にっこりと笑った人。本音を言うと、この人と話すのは避けたいと思ってた。
入学早々の自己紹介で、いきなり全員がドン引く程の事を語っていた。好きな女の子のキャラクターについて語り、全員が女子である女子高で女子の制服が好きと語り、インパクトは悪い意味で抜群にあった。やばい奴がいる、ときっと誰もが感じた。いくら私でも合わせられる気がしなかった。
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