バルタゴ戦記
カササギ
プロローグ
ポトン ポトン
草木より垂れた雫により男は目覚めた。
(ここは?)
鬱蒼(ウッソウ)と繁った森の中のようだ。
と言うよりはどこかの山中という感じか。
頭を振り立ち上がる。夜明け前なのか肌寒い。
徐々に覚醒していく。
(少なくとも居酒屋じゃあないな?)
昨日、サークルのコンパで新宿で飲んだ所までは覚えている。
最後は確か山岡のアパートに雪崩れこんでそこで飲み直した。
だとしたら……
「おいっ、お前らが隠れているのは分かっているんだからな」
「…………」
(返事がない?)
「悪ふざけもいい加減にしろよ」
怒ってみるが
(変わらず返事は無しか……)
どこかでニタニタ笑っている
あいつらの顔が頭に浮かぶ。
いつもはここいらで「どっきりでした~」
とか言いながら斎藤辺りが飛び出て来るんだか……
「これ以上は冗談(シャレ)にならんぞ」
「…………」
暫く反応を見たが返事は返ってこない。
(まさかの放置プレイかよ……?
冬だったらシャレにならんぞ……
死んだらどうするんだ。まったく。
悪戯にも限度ちゅうものがあるだろうが……
まあ、ここにいても拉致があかないな
取り敢えず帰るか。
これだけ緑があって明かりらしきものもないとすると……
高尾山辺りだろうか?)
つい最近遊びにきた関東近郊の山が浮かぶ。
遅まきながらスマホを見るが、まさかのサービス圏外通知である。
(マジか……さすがに駅からそんなに離れてなんかいないだろう。)
「……ったく。さすがに悪ふざけが過ぎるだろう」
戻ったら絶対しばく!!
そう心に決め、斜面を下に向かい歩き出した。
◼️□◼️□◼️□◼️□
暫く歩いて行くと、道らしきものに当たった。どうやら方向的に間違っていなかったらしい。
そのまま下っていくといつしか夜が明け、日が出てきた。
(高尾山ってこんなに広かったっけか?)
様々な疑問が浮かぶものも、取り敢えず人里を目指し足を動かす。
太陽が中天に差し掛かるころ、平坦な道に当たった。
踏み固められているものもアスファルトではなく土道なのに違和感を覚えた。
さらに10分ぐらい歩いたところで
馬の嘶(いななき)と犬の吠える声が聞こえた。
(なんだ?馬?)
好奇心に駈られ道を急ぐと、カーブの先に野犬らしき群れに囲まれた馬車がいた。
轍(わだち)に嵌まっている為、見動きが取れなくなっているようだ。
(観光馬車か?それにあれは犬か?毛並みがやけに黒いな。)
良く見ると馬は足をやられ、首より血を流している。
馭者台には人がおり、鞭をむちゃくちゃに振り回している。
急がないと……
取り敢えず素手じゃあ不味い。
道に転がっている石をいくつか拾い足元に置く。
(取り敢えず何も無いよりましか。距離は80mくらいだな)
一番大きな個体めがけ石を投げつける。
「キャイ~ン」
おっクリーンヒット!!
数頭の注意がこちらに向く。
石を拾いもう1頭
こいつもクリーンヒットだ。
やつらはこちらを襲うべきか馬車を引き続き狙うか躊躇している。
先ほどの個体はやはり群れのリーダーだったらしい。他の犬はリーダーの様子を伺っているように見える。
潮時か……
一瞬の隙を突き背後にある木によじ登る。
回復したらしいリーダーが一吠えすると群れはこちらに向かってきた。
「カキッン」
「カキッン」
噛みつこうと飛び上がる犬どもが下に見える。
こうして見ると5~6mは飛び上がっている。
(間一髪だったな……)
数匹なら倒せる自信はあるが野犬は狂犬病が怖い。
遠目に馬車から這い出した小太りの男が、そろそろと逃げ出していく姿が遠目に見えた。
(無事か……良かった。
なんとか逃げきってくれよ……。
警察へ通報してくれるだろうか?)
野犬の群れは、木の上へ攻撃が届かないと知ると木の周りをぐるぐると周り、
拉致があかないと諦めたのか馬車の方へ去っていった。
暫く後「ヒヒーン」と悲しげな声が響き、そしてピチャッピチャッ何かを貪(ムサボ)る音が聞こえた。
数時間後、野犬の気配がなくなったので木から降りる決断をした。
そろそろと降り馬車があった方へ向かう。
案の定馬は息絶え、野犬に食われていた。
腸らしきものが出ており正直グロい。
(うえっ。マジか……)
警察が来たら帰って寝よう……。いや、警察じゃなく保健所か?
◼️□◼️□◼️□◼️□
待つことしばし、結果現れたのは警官でも保健所の職員でもなかった。
先ほどの小太りの男と鎖帷子(クサリカタビラ)を着た西洋人らしき男が5名、それに杖を持った優男が1人の計7名であった。
みな揃った様に口ひげを蓄えている。
「هو كذلك」
小太りの男は声を張り上げこちらを指さす。
どうやら説明しているらしい。
(英語ではないな?しかしこいつらなんだ?良い年してコスプレイヤーか?)
小太りの男の説明では埒があかないと思ったのか、集団のボスらしき男か近づいてきた。
「من انت」
ちんぷんかんぷんだ。
首を傾(かし)げると、何が気にさわったのか
左胸ぐらを掴んで来た。
反射的に相手の右腕を右手で掴み胸に固定させ、左手で肘を押し込む。しゃがむと同時に体重を載せて捻った。
ザシッと言う音と共に男の体が回転し地面に叩きつけられた。
(正当防衛だよな?)
それに驚いたのか残り4人は剣を抜き周りを囲む。
剣?
(カルトか?こいつら。)
戦う腹を決め、残り4人を睨む。
でも……そこまでであった。
「من أنت؟」
どこからか意味不明の詠唱が聞こえ
終わりにチリンという鈴の音が響く。
そして……俺の意識は暗闇に落ちていった。
◼️□◼️□◼️□◼️□
暫く後、牢らしき所で目が覚めた。
汚れた石畳っぽい床に頑丈な扉広さは
人一人が横たわれるぐらいしかない。
体中がひどく軋む。
口の中に広がる鉄錆びの味から寝ている間にボコられたと分かる。
身体を動かそうとして手足に枷がされているのが分かった。
「誰か」
「---- 」
反応はない。
手足の枷を外すべく試みるも、キッチリと隙間なく嵌め込まれていた。
暫く試みたが緩む気配もなく諦めて横になることにした。
(取り敢えず体力を温存しよう。)
さらに数時間経ったと思われるころ
「الإجازة هنا」
声がかかり、扉が開くとともに
ガッチリとした看守らしき男が入って来た。
無理やり立たされ、牢近くの部屋に連れていかれる。
机と椅子があり、椅子へ無理やり座らせられた。
(取り調べ室か?)
見回すと怪しげなロープを来た老人、鎖帷子を着た兵士らしき者、それと先ほどの優男(やさおとこ)の3人がいた。
兵士が頷くと優男は手を握ってきた。
(なんだ?こいつ何をするつもりだ?)
驚く間もなくふいに頭に言葉が響いた。
(貴方の名前は?)
(佐藤 隼人だ。
なんだなんだ?これは?
気持ち悪い…
気持ち悪さはさておき、コミュニケーションは取れそうだ。)
(ケペロ-フィーネと申します。少し話を聞いても?)
俺は頷いた。
(あなたは『アルテミス』の者ですか?)
(『アルテミス?』なんだそれは?)
(では『ヤミス』の者ですか?)
(正直どちらも聞いたことが無い。
俺は日本人だ。お前らこそ何者だ?
こんなことをして済むと思っているのか?)
「نريد أن نرى」
他の二人に何か告げているようだ。
(あなたは何を生業(なりわい)にしてますか?軍人?商人?)
(まだ仕事はしていない。学生だ。)
(『学生』と言うのは職業ですか?)
(将来の為に専門知識を学んでいる者のことだ。)
「ماذا تعمل」
(あなたは現在他国の間者と疑われています。何故この国の国内に現れ、かの者に暴力を振るったのですか?)
少し考える。明らかに異常な事態だ……
(まさかここは日本じゃあない?)
(そうです。)
(ここは日本だと思っていた。それにこいつはいきなり胸ぐらを掴んできただろう。)
(彼は職務を果たしていただけです。)
(何もしていない者の胸ぐらを掴むのがこの国?の職務なのか?)
(何にせよ、あなたがこの者「警備隊長」に暴力を振るったのは事実です。国法によればその場で切り捨てられても文句は言えない立場ですよ。あなたは有色人ですし。)
(ここはどこなんだ?どうやって俺を拉致してきた?)
(ここはゼイザック帝国領クドラです。
誰が何の為に貴方をここに連れて来たのか分かりませんが、少なくとも帝国政府が有色人種を拉致するなどあり得ないと私は思いますよ。
兎に角ここは貴方の言う日本とやらではありません。
故に帝国法が適用されると覚えて下さい。
話の内容として聞くに他国の間者ではなく、いわゆる他の世界よりの『迷い人』といったところでしょうか。具体的に何か証明するでもあれば確実なのですが……)
(考えろ。考えろ。考えろ……
何か手持ちのもので、おれがこの世界の者では無いことを証明できるものは……?)
(そうだ!!)
(はい?)
(証明する手段はあるかもしれない。俺のポケットにある箱を出してくれ)
(箱ですか?)
優男はごそごそ俺の体を改めるとスマホを取り出した。
(これは?スマホと言う機械だ。)
(どの様に使うのですか?)
(右横にあるボタンを押すと画面が立ち上がる)
興味があるのであろう、他の二人も覗いてきた。
(そしてその箱に映し出された絵、例えばそれを押すと音楽が聴ける)
(ほう。これはこれは…… オパーツ若しくは魔道具ってところでしょうか。使われている文字も見たことのないものです。なるほどなるほど。これは確かに証拠となり得ますね。)
そうだけ言うと彼ら3人は俺を置いて協議を始めた。
暫くした後、優男が一旦離した手をまた握ってきた。
(安心して下さい。貴方の処置が決まりました。)
(誤解が解けたんですね?良かった。)
(です。)
ニッコリと笑い話を続ける。
(……ですので、死刑は免じられました。
今後は財産を一切没収の上、この者-衛兵隊長の奴隷として引き渡されます。
尚、この者は『有色人の奴隷なんぞいらない』と申しておりますので、奴隷市場でセリにかかることになります。
セリまでの期間、宿代もないでしょうから、温情でここに置いておいてあげますよ。少なくとも屋根付きご飯付きです。
では、これで私は用が有りますので失礼いたします。
良い主人に恵まれると良いですね。)
これで話は終わりとばかりにケペロは手を振って退出していった。
(奴隷だと……?)
呆然としていると衛兵が現れ、俺は牢に引き戻された。
◼️□◼️□◼️□◼️□
数日後、俺は牢から出され監獄の中庭らしき所で服を剥かれた。
裸にさせられ、頭から水をかけられた。
(冷たい……)
その後、なんとかトランクスだけ履くことを許された。
(勿論釈放とはならないんだろうな……)
手には相変わらず枷(カセ)が嵌められたままだ。
看守は馬車に繋がれた檻らしき物を指し
「الحصول على 」
とどなる。
俺が分からずぐずぐずしていると槍で急き立てきた。
(入れということか……)
檻は俺と同じような奴隷で溢れ、座る場所も無い。まごまごしていると、看守にケツを蹴り上げられその勢いで中に倒れ込んだ。
下敷きになりそうになった奴隷達から、俺に向け怨嗟(えんさ)の声が飛ぶ。
「قهقهة」
なにが可笑しいのか、看守が耳障りな声で笑うのが聞こえた。
檻のドアが後ろで閉められると同時に、
馭者はムチを打ち、馬車はゴロゴロ音を立て
ゆっくり進み始めた。
田舎道を馬車に揺られること数十分、遠くに都市らしき物が見えてきた。
高さ20mほどの赤茶けた石で組まれた塀に、
石造りの門、中には尖塔が見える。
所謂(イワユル)中世で言うところの城塞都市と言った感じだ。
日本ではそれなりの修羅場(果たし合い)を積んだ事がある俺でも、正直これからどうなるのか不安ばかりだ。
馬車は門へと並ぶ為に列の最後尾についた。
周りを見回すとこの馬車と同じ形状のものがちらほら見える。
(市が開催されるのかな?)
待つこと1時間ほどでこの馬車の番が来た。
門番は慣れたようで馭者が示した書類をパラパラと捲った後、小銭が詰まったと見られる巾着をさっと受け取り、懐に忍ばせると顎で街中を指し示した。
(門内に入るのは意外と簡単か……)
馬車はそのまま中へと進む。土道だったのが石畳に変わり馬車はガタガタ音を立て進む。そのまま進むこと20分位で、同じような馬車が並ぶ広場に到着し、俺たちは下ろされた。
下ろされると同時に係の者がやってきて、事務的に首へプレートらしき物をかけていった。
その後槍で小突かれ広場の奥にある一段と高くなったステージに誘導される。
俺たち以外の奴隷も全て壇上へと誘導されていった。
一様に男も女も裸に剥かれ、プレートをかけられている。
(プレートにかかれている文字らしきものが数字か?隣のやつと末尾だけ違うとすると一段目にかかれているのが商品番号、二段目の桁が多いのが最低入札価格ってところか。)
良く見回すと、同じ奴隷でも性別、人種、容姿によって桁数が違う。
(エルフっぽいやつとか、獣人っぽいのもいるな。本当なんでもありだな。)
ざっくりとした感覚だが、女性だと
エルフ系>白人種>有色人種>ドワーフ系>獣人種の順で値段は変わり
男性だと逆にドワーフ系>獣人種>白人種>有色人種の様になる。
ドワーフ系と獣人種については値段が逆転しているように見える者もあるが、恐らく能力的なものだろう。
健康状態によっても価格が前後しているようだ。
入札に来た商人達がステージにいる奴隷一人一人を入念にチェックしている。
俺も太もも、腕の筋肉などを触られた。
(家畜を見ているような目だな。)
一番高く値がついているのは?と周りを見回すとやはりと言うかエルフ属の美少女だった。
所謂(イワユル)金髪碧眼で金色の髪は洗い立ての様にサラサラしている。耳の形は特徴的で尖っていた。
(奴隷といっても俺と随分おかれている環境は違うんだな。)
俺が見ているのが分かったのかプイッと目を反らされた。
(あたり前だが同じ奴隷って言っても格差があるんだな。。。)
俺についている数字と4桁も違う。苦笑いしか出なかった。
昼過ぎ頃、俺たちの前に 籠が並べられていった。
(入札の指し札をいれる籠か……)
その籠に商人達は木札を入れていく。
これは事前に入札の意思を確認するためのものらしい。
『男女問わず見目麗しい者』、『体格が良い者』、『技能を持ったと思われる者』の前にある籠にはたくさんの木札が入れられていくのが見てとれた。
残念?なことに俺の前の籠に木札を入れるものは誰一人としていない。
初日は これだけで終わった。
夜になると 俺たちはまた檻の中に入れられ、わずかばかりの固いパンと水が与えられた。
(少なくとも最低限生かしておく気はあるらしい。)
入札希望者の無かった俺達ーすなわち有色人種、子供、病気持ち、強面の凶悪な顔をしたものなどのプレートの数字は書き替えられていった。
(最低入札価格の書き替えか?
ここでもし売れなかった場合、俺達はどうなるんだろうか?
養うにも費用がかかるだろうし……。
だとしたら処分の可能性もある。
体力のある今のうちに逃げるか?
ただ……逃げたとしても寄るべき宛もないし、この世界で生きる術(スベ)も俺は知らない。
トランクス一丁で逃げ出しても捕まって引き戻されるのが落ちだろう。
靴もなければ遠くまでも逃げられないだろうし。流石にこの状況は……詰んだか?)
ネガティブな考えしか浮かばない。
(悩んでも成るようにしかならないか)
檻の隅に居場所を確保し、体力を温存する為寝ることにした。
季節が秋に向かおうとしているのか肌寒い。
◼️□◼️□◼️□◼️□
2日目
朝からステージに立たされ籠に木札が入るのをただひたすら待つ。
初日と同じく俺の籠に木札が入る気配は一向になく、昼辺りに下げられ檻に放り込まれた。
遠くに聞こえるザワメキから競りが始まった事を知った。
夕暮れ時になり、固いパンと水が渡された後
値段をまた書き替えられ放置される。
初日一杯であった檻の中も徐々に隙間が空いてきた。
寝転ぶ余地が出来たので寝転ぶ。
目をつぶると同じ檻の中にいる病気を患っているらしい老人の咳がやけに響く。
満杯であったころの人熱がなくなったせいか昨日より寒い。
無理して眠った。
そして3日目
昨日と同じように朝からステージに立たされ籠に木札が入るのをただひたすら待った。驚いた事にれいの金髪エルフも残っているようだ。しかも彼女についてはプレートに書かれた数字も変わっていない気がする。
(檻で彼女を見たことがないから別枠なんだろうな……)
昨日と同じように俺は昼辺りに下げられ檻に放り込まれた。
ざわめきから競りが始まった気配がする。
座り込み、目を瞑り時間が過ぎるのをただただ待つ。気が付い時には日が傾きかけていた。
突如、爆音が響き強制的に覚醒させられた。
キンキンと金属音が響く。
周りを見回すと灰色のフードを着た一団が、金髪エルフを連れ去っていった。
「オレも連れていってくれ」
思わず言葉が出る。
金髪エルフがその声を聞いて驚いた表情を見せたものの刹那であり、そのまま彼らは去っていった。
(何を俺は期待したんだろうか。)
疲れまた檻の中に寝転がる
彼らが去った後、広場には衛兵らしきものが殺到し、そしてそれぞれの方角に散らばっていった。
その夜咳こんでいた老人が逝った。
4日目
ここ数日と同じく、午前中はプレートを持ったまま立たされた。そして俺の籠には変わらず木札は無く、ただ時間だけは過ぎていった。
同じだったのはここまでで、午後になると木札の入らなかった者は一ヶ所に集められ、車輪が付いた大きな檻に押し込められた。
皆、絶望的な表情を浮かべている。
檻の隙間からデップリ肥えた赤いチョッキを着た男が、ギッシリ銭が詰まっているらしい巾着を係の者に渡しているのが見えた。
係の者が頷くと4頭の大型の馬を赤チョッキは檻に繋ぎ、馭者台に登るとピシッとムチをしばき、それを合図として馬車は動きだした。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます