第3話「探偵神宮寺三郎 未完のルポ」
ファミコン時代から始まり、現在も会社を変えて続く息の長いソフト。
探偵といえば神宮寺三郎を思い出す……そういう人も多いのではないだろうか。しかし、凝ったストーリーは制作も大変だ。当時、前作の発売からおよそ6年の時が経過していた。そんな中、ファンがシナリオを持ち込み採用され、そしてPS初のサブちゃんとして堂々の復活を遂げた、まさに記念碑的作品とも言える。
今作は「社会悪」がテーマだ。少々珍しいが、基本的にはいつものサブちゃんだと言える。ただ、EDがイマイチ納得でないものではある。そこは持ち込み故だろうか。ただ、ゲーム中で詰まる部分はほとんど無く、ザッピング要素もあり奥深いストーリー、そしてジャズなBGMを楽しもう。
しかし、楽しむにしてもだ。このゲームはサブちゃんの作品にしてはイラストが今とはかなり違い、セルアニメ調だ(パッケージイラストは寺田克也氏が担当)なので、最近の作品でサブちゃんを知って遊ぶ人には違和感が強いのではないだろうか。洋子さんとか全然違うし。台詞を表示する際のSEも変な音で合っていない。また稚拙で出来の悪いミニゲームとかも入っている。絶対いらなかったと思うのだが、なんで入れたのやら……画質が悪いのには目を瞑ってもいいが、ミニゲームは正直いらなかったように思える。
本編とは全く関係のない推理ゲーム「謎の事件簿」は今では恒例だが、初出はこの作品から。あまりにもキャラがぶっ飛んでるのは当時からだった。恒例のパスワードもこの作品からだ。
今では中古なら値段も安く、ゲームアーカイブスにも存在する。この作品は他の神宮寺くんシリーズと違ってリメイクもされていないので、もし過去作が気になる方は遊んでみるのもいいだろう。
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