【ダブルクロス(DX3)/シナリオ】はじまりの特異点

Raito

【PC用】ハンドアウト(トレーラー、登場人物紹介)

ダブルクロス

The 3rd Edition

―はじまりの特異点―


≪シーン紹介≫

-プリプレイ-

-オープニングフェイズ-

不可思議な現象

極秘任務

査察部長の命令

評議員の依頼

“リヴァイアサン”の悩み

-ミドルフェイズ-

近づく脅威

情報収集

夜明け前

-クライマックスフェイズ-

悪魔の演武

-バックトラック-

-エンディングフェイズ-

夜明け

帰還



≪トレーラー≫

ある日突然、自分の指から炎が噴き出し、空を飛べるようになり、他人の考えていることが分かるようになったら。そんな漫画みたいなことあるわけないと笑う前に一度想像してみよう。それは、はじめは楽しいかもしれない。でも、理由の分からないそんな力にあなたは恐怖しだすのではないだろうか。周りにバレてしまったら、その人たちから避けられるのではないだろうか。そんな孤独、あなたには想像できますか。

孤独に苛まれる青年を狙う者がいた。その者は青年を生贄にしなければならない禁術を犯そうとしていた。そんな漫画みたいな展開があるわけがないと思う前に想像してみて欲しい。もしかしたら、ここはその漫画の中の世界かもしれない。物語のはじまりを誰もはじまりと思わないのだから、ここから漫画の物語が始まるとしても誰も否定できないのだ。


ダブルクロスThe 3rd Edition『はじまりの特異点』

ダブルクロス、それは裏切りを意味する言葉。




《ハンドアウト》

PC①

ロイス:アルフレッド・J・コードウェル

推奨感情 P:憧憬/N:不安

ワークス/カヴァー:学生/学生

いつからかあなたは自分の体に変化が起きていることに気づいた。それは指を鳴らしただけで部屋の電気が点いたり、手を伸ばしたら教科書がその手に収まっていたり、もしかしたら片手が異形の形になってしまったりしたものかもしれない。原因不明の症状に悩むあなただったが、あなたはそんな非現実的な現象を他人に相談できないでいた。次第にあなたは言い知れない恐怖から、現実が分からなくなっていくだろう。そんな時にあなたに聞こえる声があった。「お前のその力の正体を教えてやろうか?」。誰だと聞いたあなたに、その声は答えた。「私の名はアルフレッド・J・コードウェル」だと。


PC②

ロイス:PC①

推奨感情 P:庇護/N:脅威

ワークス/カヴァー:UGNチルドレン/学生

あなたには、霧谷雄吾から1つの極秘任務が課せられていた。それはPC①という名のオーヴァードの監視任務だった。彼は無自覚なレネゲイド発症者であるが、それに気づいていないがために力を暴走させる恐れがある。UGNでの受け入れ態勢が整うまで、彼の力の暴走を避ける必要があるのだ。


PC③

ロイス:マスター・イービル

推奨感情 P:執着/N:敵愾心

ワークス/カヴァー:UGNエージェント/任意

あなたはUGN本部の査察部長アッシュ・レドリックの部下である。今回アッシュはとある一般人の暗殺を命じてきた。その人物はFHのマスターエージェントの実験体にされそうになっており、放置すれば世界を崩壊させる危険があるそうなのだ。ターゲットは日本に暮らす学生で、名前はPC①。



PC④

ロイス:プレヒト・F・グリモワル

推奨感情 P:尊敬/N:劣等感

ワークス/カヴァー:UGNエージェント/任意

あなたはUGN中枢評議員穏健派のテレーズ・ブルムの部下である。テレーズは先日行方不明になったグリモワル博士の行方を捜しているようだ。彼は、今は亡きコードウェル博士の同僚で、UGN創設メンバーの1人である。UGNノースの責任者だった彼は疾走後なぜか日本に向かったらしい。


PC⑤

ロイス:PC③

推奨感情 P:有意/N:不信感

ワークス/カヴァー:UGNエージェント/任意

あなたはUGN日本支部長霧谷雄吾の部下である。今日本には、UGN中枢評議会穏健派と査察部からそれぞれ腹心のエージェントが送り込まれている。この両組織は仲が悪く、行動の方針も異なる。日本支部としては彼らの対立を避け、一般人やイリーガルの保護を最優先して欲しいとの指令だ。



《PC間ロイス》

PC①→PC②→PC③→PC④→PC⑤→PC④と結ぶ。

なお今回のセッションはロイスをどのように結ぶかで難易度が変化する。誰にロイスを結ぶかを熟考することを期待する。PC間ロイスの積極的取得を推奨する。


《諸注意》

・本シナリオは2nd以前をプレイしたことがない作者が作成しているため、公式の設定と異なる部分が存在する可能性があります。その場合は、外伝としてお楽しみください。

・本シナリオにおける、Dロイス、Eロイス、ウロボロスシンドロームの使用を禁ずる。

・追加の経験点を使用したPCの参加を想定していない。別途イージーエフェクト2種を経験点を消費せずにレベル1で取得することを認める。

・本シナリオにはロストの可能性がある。

・本シナリオは、DX3開始以前の時代設定であるため、コードウェル博士やアッシュ・レドリックの肩書が異なる。また各NPCのその後をPLが理解していることは構わないが、PCはその知識を持っていないものとしてRPをすること。

・本シナリオは積極的・協力的RPを推奨する。

《登場人物》

-霧谷雄吾 Kiritani Yuhgo-

「われわれの仕事は、日常を守ることです。」

激動のUGN日本支部を預かる人物。彼の言うことは本セッション中100%事実といってよい。GMが保証する。なお、これはフラグではない。


-テレーズ・ブルム Terezu Burumu-

「その話、もっとよく聞かせて?」

穏健派のUGN中枢評議会議員。彼女の言うことは100%事実である。なおこれもフラグではない。


-アッシュ・レドリック Assyu Redorikku-

「無能は必要ない。結果を見せたまえ。」

UGN本部査察部長。しかし、彼には悪い噂が絶えない。野心家としても有名で今日も権謀術策を巡らせている。


-プレヒト・F・グリモワル Phurehito F Gurimowaru-

「アルフレッドからわたしへ、わたしから評議会へ」

16年前にコードウェル博士と共にUGNを作り上げたベテランエージェント。テレーズ・ブルムの後見を務めたり、UGNノース支部を統括するなど要職を務めている。しかし、数週間前から行方不明になってしまう。


-マスター・イービル Master Evil-

「わたしは魔眼と踊る。自由自在に!」

詳細不明のマスター・エージェント。最近活動が確認されはじめたマスターの1人であるらしいが、既にUGNに多くの被害を与えたらしい。


-アルフレッド・Jコードウェル Aruhureddo J Kohdouxeru-

「UGNの目的は、人類とオーヴァードの共存だ。」

11年前不慮の事故により死亡したといわれるUGNの創始者にしてレネゲイドウイルスの発見者。UGNの活動が軌道に乗るまでは自身も戦場に立った文武両道の人物。彼のカリスマ性によりUGNは成り立っていた。

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