今日は何を書こうか、いつも通りツイッターのトレンドを見たら、こう並んでいた。

老人ホーム

三つ編みの子

水着ＣＭ

老人ホームを舞台に三つ編みの子が水着になるＣＭを撮ったところで、狙う客層も売りたい商品も何一つわからない。

それでも、僕はとりあえずＧｏｏｇｌｅ先生に泣きついた。

果たしてこのＣＭは何をしたいのか。きっと先生なら教えてくれる。

そして、僕は検索ボタンを押した。

出てきたのは三つ編みの画像ばかり。そこには水着もなければ老人ホームもなかった。

どうして・・・どうして先生は教えてくれないんだ！

老人ホームで三つ編みの子が水着になることがそんなに良くないのか！

もしかしたら歩けなかったおじいさんが歩けるようになるかもしれないじゃないか！

おじいさん・・・おじいさんが！おじいさんが立った！って三つ編みの子が言うかも知れないじゃないか！

おばあさんが自分の孫と間違えて「大きくなったねぇ」って泣き出して、よくわかんないけど感動的になるかもしれないじゃないか！

ただ、先生は「老人ホーム　三つ編みの子　水着ＣＭで見つかった他の画像」というリンクを置いていってくれた。

そうか、何でも聞くな。自分で歩くことも大切だ。そう言いたかったんだね。

リンクの先には、ショートカットの新垣結衣がいた。

三つ編みも、水着も、老人ホームも無かった。

こうして僕は静かに老人ホームを舞台に三つ編みの子が水着になるＣＭを作ることを決めた。

新しい道を作るのは他の誰でもない、自分だから。

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。（ログインが必要です）

新規登録で充実の読書を

マイページ: 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる; 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める; フォローしたユーザーの活動を追える
通知: 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴: 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい