創作に役立たない、「映画の感想」

『ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル』 おめでとう、楊貴妃の双六はグリード・アイランドに進化した！

　前作から20年。ファミコン版になったジュマンジに、学生4人が閉じ込められた。

　オタがドゥウェイン・ジョンソンに。

　内気な少女はグラマー美女に。

　厳つい黒人がオモシロ黒人に。

　そして、美少女がジャック・ブラックになった！

　ションベンの仕方を教わっただけで「インスタ映えしそう」とか言い出すクレイジーぶりだ。

　前作の敵だったペルト大佐の手によって、ジュマンジの秘宝が、ジャガー像から抜き取られた。

　そのせいで、ゲームが呪われてしまったという設定。

　ルールはライフ制。三回死んだらゲームオーバーになる。

　それぞれのキャラが持つ特技を駆使して、難題に取り組む。

　だが、弱点もあり、ケーキを食べただけで爆死する設定のキャラも。

　中盤になると、前作から二〇年以上も閉じ込められている少年が協力者として現れる。

　彼は前作の主人公がねぐらにしていたコテージで過ごしていた。

　前作は「世にも奇妙な物語」にあった「楊貴妃の双六」によく似ていた。

　今回は「Ｈ×Ｈ《ハンター×ハンター》内のゲームソフト「ＧＩ《グリード・アイランド》」に酷似している。

　自分と正反対のキャラをロールプレイすることによって、自分の新たな一面を垣間見る展開は、中身を知っているだけに楽しい。