硝子の向こうのヒロイン

君が好きだ


もう何年もずっと

君のことばかり考えている


硝子と硝子の向こうにいる君は

映画の中のヒロインのようで

とても素敵だ


その笑顔

そのしぐさ


ひとつひとつが

僕にとってはたまらない

君を見ているだけで癒されるんだ


お昼に行った定食屋で

偶然君を見かけたときも

君から目が離せなくて

君は知り合いかと思って会釈してくれたね

僕がどれだけ嬉しかったか

君にわかるかい?


僕にとっては前から知ってる人だけど

君にとっては?


これからは君とすれ違うたびに

挨拶をするよ


朝の電車でも

もう知らん顔しなくていいんだ


少しずつ

僕のことを知ってほしい

僕も君のことをもっと知りたい

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