@karakuriimu様、大木奈夢です。

『蝉の声　～元親友の人気者と日陰者～』を拝読させていただきました。

最後、ハッピーエンド風なので安心しましたが、優越と劣等の関係は普通はあまりうまくいきません。

優越のある方は劣等側に気を使うのですが、やはり本人は意識していなくても、どうしても上から目線になるのは否めません。

一方劣等の方は相手の上から目線にはとても敏感です。結果どうしてもその差が埋まらないのです。

この物語のように当事者が若ければまだ可能性はあるのでしょうが、ある程度の年齢を重ねてしまうと難しいのではないでしょうか。

済みません。勝手に持論を述べてしまいました。

でも人間の本質的な心理を提議する、素晴らしい作品だったと思います。