集いの子どもたち
七星
概要説明
設定・あらすじ
時系列
『集い』から約一ヶ月後
登場人物
セイゴ
『集い』では十番だった少年。タバコを吸っていて、素行不良。しかし口調を除けばその言動は比較的まともで、人を見る目もある。親に保険金をかけられている。この話では語り手。
ケンイチ
『集い』では二番だった少年。マイ曰く、「好かれるときには好かれるが、嫌われるときにはひどく嫌われる少年」。疑問はすぐ口に出してしまうたちで、いじめにあっている。
タカヒロ
『集い』では八番だった少年。母親に言われて薬を常用していたが、そのせいで言動が不明瞭になっていた。薬が抜けるとまともな口調になる。
シンジロウ
『集い』では五番だった少年。不治の病を抱えている。幼い頃から病院通いで、『思考』することを楽しみとする。とても聡明で穏やかな性格であり、集まった十二人のまとめ役。
リョウコ
『集い』では四番だった少女。芸名『リコ』としてテレビに出演しているタレントであり、セイゴまでもが知っている有名人。母親は著名な女優。本人は自分の仕事を快く思っておらず、素はあまり愛想が良くない。
マイ
『集い』では十一番だった少女。活発でいつも笑っている。金髪で、遊んでそうな容姿をしているが、色々な意味で純粋。少し視野が狭く、あまり人の話を聞かなかったり軽率に物事を決めてしまったりする。
あらすじ
ケンイチとタカヒロの目の前で彼らの周囲になしをつけたセイゴは、その後ふらりとついてきた二人と共に河川敷に向かう。しかしそこにはシンジロウとリョウコという先客がいた。
談笑している彼らをどうすべきかと悩んだ三人だったが、そこにマイが通りがかる。マイの呼びかけでシンジロウとリョウコが三人に気づき、結局六人が集まることとなる。
それから少し話をした後、彼らは今自分たちの状況がどうなっているのかを語り合った。一通り全員が語り終えるともう日暮れであり、帰ろうとタカヒロが声をかけて解散することになる。
バラバラに皆帰り、シンジロウとセイゴだけになる。シンジロウが自分の懸念を吐露すると、セイゴが笑って答えた。その答えに苦笑して、シンジロウは帰ろうとする。セイゴは病人に一人で帰らせて死なれたらたまらないと、シンジロウについて一緒に歩き出した。
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