5
コルトスからクリクターへと視線を戻す。
クリクターは
「……では、続けるよ。『痛みの呪い』を受けた人間は、君のように
「!」
「だから君は
「……、」
「加え、これは世界が書き記した『
「治療法が……ない、」
「
「治療法の解明が
「……いるとも。
『!!』
「母と妻が、
……どうして、この男はそうも淡々と死を語るのだろうか。
真っ先に出てきた感情が顔に出ていたのか、顔に沢山の
「もう、二十年間悲しンだからね。人間ってのは丈夫なものだよ……もしかすると、私も壊れてしまっているだけかもしれないけれど。『痛みの呪い』に
コルトスの暗い目が俺を捉える。
やっと理解した。
俺がこの男から無意識に感じていた
「……俺は、これからどうなる」
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