わたしの伯父さん
河合ゆうみ
第1話 88歳のお誕生日
私の伯父(母の兄)が、米寿のお祝いを迎えた。
おめでたいので電話でお祝いを言う。
伯父曰く、数えの年齢のほうに慣れているので(『数え』=生まれたときにすでに1歳、誕生日ではなくお正月になるたびに年を取るシステム)、二年前くらいから米寿の気分でいたらしい。
おめでたいことなので、もうあと何年か、米寿のポテンシャルのままでいていただきたい。
次の、90歳の卒寿祝いまで。
あれ。
数えでは、伯父はもう卒寿に突入してる?
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます