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直感と反対方向に進むと決めたあなた。目印も何もない砂漠において、それはまるで当たるあてのないギャンブルのようなものだった。常に反対方向、反対方向に進むあなたは段々自分の頭の中が空っぽになっていく錯覚を覚え始める。
このまま何も考えられなくなりそうになった時、あなたの目の前に幻の景色が浮かび上がる。そう、それはオアシスだ。砂漠のオアシスは光の錯覚で目に見える場所にはない場合が多い。それでもこの光景に希望を見出したあなたはオアシスに向かって走り始める。
何度か肩透かしを喰らいながら、あなたはついに本物のオアシスに辿り着く事が出来た。湧き出ている泉の水をごくごくと飲んで復活したあなたは、自分の命がある事をこのオアシスに導いてくれた神に感謝する。
https://kakuyomu.jp/works/1177354054886028099/episodes/1177354054886083749
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