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「うわぁ~っ!」


 山中でイノシシと戦うのはマズイと判断したあなたは一目散にその場を離脱する。どうやらイノシシはただ通りがかっただけのようで、逃げるあなたを追いかける事はなかった。


 追いかけてこない雰囲気を感じて走るのを止め振り返ると、その視線の先に野生の大型動物の姿はなかった。安全を確認したあなたはまた登山を再開させる。それからは特に大きなトラブルに遭う事もなく、ただきつい山道だけがあなたを翻弄する。


 結局、初心者コースと同じくらいの時間をかけ、かなりの体力を消耗させながら、何とかあなたは山頂に到着したのだった。


https://kakuyomu.jp/works/1177354054886028099/episodes/1177354054886052740

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