第18話 痛みを感じる

たとえば僕の痛みが

貴方にとっては取るに足らない

つまらないものであったとして

でもそのことが僕の苦しみを

軽くしてくれるわけではないし

この痛みがなかったことに

なるわけでもないのだから

僕はひとり、僕の精一杯で

この痛みを受け入れるんだ

誰の価値観でもなく自分の思うまま

とことんまで苦しんで

その先に広がる青空は

きっといつよりも美しいだろう

そして貴方はこの美しい

青空を振り返ることもなく

ただ己の価値観でのみ

誰かの痛みを傍観していればいい



  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る