介護休業申請

新年度

 2018年4月2日月曜日、新たな年度のスタートです。

 子どもたちはそれぞれ、長女が高2、次女が中3、長男が小6、三女が小1、次男が年中に。

 これに伴い、それまで夫に半分負担して貰っていた朝の送迎は、私が主に行うことになりました。学童と幼稚園が目と鼻の先だからです。

 人事異動で新しいメンバーも加わりました。パートさんも一人やってきて、てんやわんやです。退職したTさんの代わりには新採が来ましたが、社内研修で職場に混ざるのは一ヶ月先。しばらくは欠員状態で仕事をすることになります。

 次女は長女に連れられて、2km以上先の書店まで散歩したようです。天気を見て次女を連れ回してくれるので、本当にありがたかったです。


 4月3日火曜日、年度初めからすみませんと謝りつつ年休をいただいて次女の通院。新学期から受験生ということもあり、生活指導・栄養指導等々。毎日通学するよう、中学校から言い渡されたことを伝えます。

 最終手段として介護休暇等を申請する可能性を伝え、診断書を作成していただけるかどうか尋ねると、担当の先生は快く返事をしてくださいました。

 午後からは中学校へ。異動で新しい体制になった学校へ、次女のことをお願いに行きました。

 担任の発表は始業式以降のため、その日は学年主任の先生、教頭先生らと主に話しました。スクールソーシャルワーカーの先生もいました。

 教頭先生は、夫が小学校のPTA役員だったときにお世話になった方で、私も仕事で面識がありました。次女が修学旅行に行けなくなったときも、心配して夫に連絡をくださった方でしたので、とても安心しました。

 スクールソーシャルワーカーの先生は、小学校にも行っているそうで、長男と面識があったようでした。いじめや不登校、学校での様々な困りごとに対し、家族を支えるための専門的なお仕事をする方で、近所に住む不登校状態の次女の同級生に対しても、色々と対応なさっている方でした。

「思ったよりも次女さん、元気そうで良かった。お父さんお母さんにも協力して貰って、これから最後の一年間、頑張ろうね」

 教頭先生はそんな感じで、とても前向きな言葉を次女にかけてくださいました。

 次女もかなりホッとしたようでした。


 4月4日水曜日は夜に自治会の役員会。

 よりによって、今年は役員の当たり年。自宅周囲にはアパートが多く、一軒家が少ないため、6年に一度役員が回ってきます。担当区域の町内会費集金、広報等の配布を行います。負担は大きいですが、やらないわけにはいかない仕事です。早速翌日から配布物があると知らされ、グッタリとしました。


 6日金曜日は中学校始業式。次女は春休み中の長女に連れられ、始業式の終わった午後から学校へ行きました。担任の先生はかなりサバサバとした方で、少し不安がっていました。


 7日土曜日は、三女の小学校入学式。次男を長女に預け、夫婦で入学式に行きました。

 終わると午後から次女を連れて、中学校の入学式が終わった頃中学校へ。新しい校長先生、担任の先生等と挨拶を交わします。

 校長先生も人当たり良さそうな方で安心しました。担任の先生は、次女の苦手そうなガンガン行こうぜ系の方でした。前向きに頑張りましょうと、元気におっしゃっていました。


 新しい環境の中、中学生最後の一年がスタート。

 全くと言っていいほど勉強することなく終了した中学2年の一年間とは違う一年にしたい。皆がそう思っていたはずです。

 できる限りのことをやって、それでダメだったか。

 やろうともせず、ダメだったか。

 前者の方がいいに決まっています。

 様々な課題、困難はありますが、沈んでいた気持ちをリセットして、どうにか前を向こうと思いました。 

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