青春の群像(第3部)103 しかし夜のニュースでは犯人は今も逃走中で警察は全力で行方を追っていると発表されただけだったのです、店が終ってトンボに顔を出すと、山本が警察は奴の逮捕の事


青春の群像(第3部)103


しかし夜のニュースでは犯人は今も逃走中で警察は全力で行方を追っていると発表されただけだったのです、店が終ってトンボに顔を出すと、山本が警察は奴の逮捕の事は発表しない、

そうですと言うので、どうしてと聞くと、発表すれば暴行事件も明るみにでて、満君も犯人に加担したとマスコミが騒ぐことは間違いない、犯人は単独犯として逃亡中にすると言う事、

です、


百合さんと満さんがお父さんにも迷惑がかかるとして告訴を取り下げたそうで、2人の工作員はソ連に国外退去とするそうです、工作員の証言がえられないとして、あの連中は証拠不、

十分として不起訴になるそうですと言うので、そうか、確かに百合さんの件はマスコミを押さえきれないかもしれないなと言うと、満君のお父さんは自分の事はどうでもいいので告訴、

は取り下げないでと言ったそうです、


8人の被害者も裁判に出廷して証言は出来ないと言っているそうです、8人の内5人は結婚しているそうで、旦那さんはその事実はしらないそうで、それが分れば離婚しなければになら、

ないと言っているそうです、久保田刑事局長に上申したら検察と協議の上、工作員は国外退去にして、彼らは不起訴処分にする事が決まったそうですと言い、現金は銀行に返却されて、

この事実は口外しないように要請して、銀行も承諾したと言う事です、


久保田局長、百合さん、満君が警視にどうかそれで納得した欲しいと言っていますがと言うので、いかにレイプ事件の扱いが難しいかと言う事ですね、しかたないでしょう、8人の人、

の事を思えばそっとしておいた方が良い事はたしかです、工作資金を手にいれる事は失敗したわけですからよしとしましょうと言ったのです、しかしあの4人には何か罰を与えねばなり、

ませんねと言い、


奴らは何をしている連中ですかと聞くと、いずれもどこの組にも属していないごろつきで、新宿をうろついているチンピラですよと言うので、よし、麻薬の売人をやらせて逮捕して、

刑務所にいれて懲らしめようと言うと、そんなと山本が言うので、みんなは知らなかった事にして、この件は僕が1人でやると言って、とりあえず打ち上げしょうと、ママ吟醸酒を、

出してと頼んだのです、


皆で乾杯して、特命係りの刑事は決して悪には加担してはいけない、私は臨時雇いだから首になっても痛くもかゆくもないが、皆さんは将来にキズをつけてはいけない、非合法な事は、

私にまかしておいてと言ったのです、山本が私達も首はおそれませんと言うので、家族もいる事だし認められませんよと言ったのです、山本がそれではスレスレの線まではやりますと、

言うと、皆がグラスを上げたのです、


暫くたってそれでは僕は段取りに行ってくる、みんなはゆつくり楽しんでというと店を出てパールに顔を出したのです、ママが随分遅い時間ですねと言うので、塚田さんに頼みたい事、

がありますと言うと、今呼んで来ますと言って席を立ち、戻って来てすぐ来るそうですと水割りを作ったのです、町は大変な騒ぎですがと言うので、経過を説明するとそうだったんで、

すか、


しかしその4人はとんでもない奴ですねと言うので、そこでお灸をすえてやろうと思っていますと言ったのです、塚田が来たので水割りで乾杯して、ママがさつきの話をすると、ヤツパリ、

北の工作員の仕業でしたか、それでその4人のチンピラはどうしますと言うので、麻薬の売人に仕立てて刑務所に送るか何か痛い目にあわせたいんですがと言うと、前回の摘発で痛い目に、

あっていますので、


そんな危ない連中にはマフイアは薬は降ろしませんよ、死ぬよりも恐い思いをさせる訳ですねと言って、いい金儲けがあると言って博打に誘い込んむのです、わたしの処の組下の時田組、

の博打で真一さんがイカサマで大勝をして、奴らに分け前を渡すのです、時田組に奴らを捕まえさせて、ドラムカンに入れて東京湾に沈めようとします、そこで真一さんが現れて組員を、

射殺して助け出すのです、


勿論空砲ですが上手く血糊も用意します、そこで奴らに見つかったら殺されるので新宿からふけるように言うのです、奴らは怯えて暮らす事になります、二度とチンピラはやらんでしょう、

と言うと、それは面白いと言うと、配下を呼びこの二人が殺される役をやりますと言うと、時田組の小頭の山岡と組員の黒崎ですと挨拶したのです、山岡が上手く芝居しますよと言うので、

宜しくと頼むと言うと、


黒崎奴らが今何処にいるか捜して来いと言うと、ヘイと立ち上がって店を出て行ったのです、ドラムカンにいれて東京湾に沈めたことがあるんですかと聞くと、まさか、そんな事は映画、

の世界ですよと山岡が言ったのです、博打の客層はときくと、ヤクザ、マフイア、大店の店主、政治家や上場会社の幹部も出入りしていますよ、勿論イカサマはやっていませんよと言っ、

たのです、


僕がイカサマなしで勝ったらどうするんですかと聞くと、勿論その金は真一さんの物ですよ、但し上限は1000万で打ち止めとなっていますと言うので、そんなに勝つ人もいるんですか、

と言うとたまにいますよ、まあ、博打のプロですよと言い、胴元は掛け金の15%を徴収しますから損しないわけです、一日5000万位は動きますので、750万は稼げるわけですと話したの、

です、


黒崎が帰って来て4人はトンボと言うスナックにいますよと言うので、トンボの常連なのかそれは面白いと言って、トンボに電話すると山本が、驚いた事に入口の席で飲んでいますよ、

一元さんだそうですと言うので、解放祝いでもやっているんだなと言うと、私達も直接取り調べしていないので、面は割れていないですよと言うので、これから行くが知らん顔して、

いてと言ったのです、


黒崎さんは奴らは知っているんですかと聞くと、新宿をうろついているチンピラですから知っていますと言うとので、それではこれからトンボに行きますから、私を紹介してください、

そして先に帰ってください、息投合したら博打場に顔をだしますと言うと、ハイ、いいですよ、しかしあいつらは暴行なんかをつるんでやっていたとは知らなかったですよ、まあ女を、

食い物にしているらしいですからねと言ったのです、


一匹狼の博打打と言う事にして置きますと言うので、それではミッション開始ですと皆で乾杯したのです、黒崎と連れ立ってトンボに行って店に入ると、黒崎がおうと挨拶すると4人が、

立ち上がったので、丁度いいこの人は村上さんと言って博打のプロだと言うので、宜しくと言うと、リーダらしき奴が戸田ですと言って、それぞれに自己紹介したのです、ママに吟醸酒、

を頼み、


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