青春の群像(第3部)86 それからは暫く何事もなく真一は鎌倉と新宿でのアルバイトに精をだしていたのです、アパートにキム少佐から電話がかかって来たので、どうやら処刑されなかったよ
青春の群像(第3部)86
それからは暫く何事もなく真一は鎌倉と新宿でのアルバイトに精をだしていたのです、アパートにキム少佐から電話がかかって来たので、どうやら処刑されなかったようだなと言うと、
レンズはソ連に渡したと言うので、プルトニュームと交換したのかと聞くと、ソ連は今回の小型核ミサイルはKGBが政府には無断で開発したものであり、責任者を含む5人が更迭された、
ソ連は核拡散条約により北へのプルトニュームは提供出来ない、しかし、今回のレンズは核に匹敵するとして、最新鋭のミグ35戦闘機10機を無償供与すると言う事だ、首席は大変喜び、
私は中佐に昇格して、情報部からはずれて軍の原子力開発の責任者に栄転したと言うので、良かったではないかと言うと、これで過激なミッションを押し付けられなくてよくなったが、
プルトニュームが手に入れば原爆開発をする事になる、とりあえずの目的は原子力発電所の建設に使う原子炉の開発だ、今回私の後任に、全少佐が任命された、根からの工作員で過激、
な奴だ、今回の小型核ミサイル事件で米国は日本からの厳重な抗議を受けて、横須賀の火薬庫に保管していた小型核ミサイル二機をグアムへ移転する事になったそうだ、勿論日本政府、
には横須賀の火薬庫に保管している事は、
知らせていない、全少佐は先日沢山の工作資金をもって日本に潜入した、前回押収された工作資金の手当てを日本国内の工作員に補充する為としているが、奴の事だ米軍がグアムへ移動、
する途中で奪うかもしれない、工作資金はは1億円(現在の10億円)と莫大な金だ、米軍の将校を抱きこむかもしれない、奴がプルトニューム奪取に成功すれば私は原爆開発しなければな、
らなくなる、
私を含めて原子力開発局の学者は、開発には反対だが、政府の方針には逆らえない、何とか、貴方に阻止して貰いたいのだ、首席が命令したわけではないが、奴はそれを成功させて情報、
部のトップになる腹だろう、そうなれば何を画策すねか分らんし日本にとっても厄介な奴と言うわけだと言ったのです、そうか、それは何としてでも阻止しなければと言い、よく知らせ、
てくれたと言うと、
借りがあるからなと笑って、潜伏先は新宿の不夜城と言うクラブだ、ここのオーナーママは在日朝鮮人で北の協力者だと言うと、電話を切ったのです、警視庁へ行き久保田局長にこの事、
を話すと、久保に連絡しておく、久保からCIAに話してもらおう、総理には連絡しておくよ、潜入したとなれば、富山沖から漁船に乗り富山港に上陸して、列車で京都に出て新幹線で東京、
だろうと言うので、
いや大金をもっています、車で直江津から中央道を抜けて新宿のルートでしょう、米軍は火薬庫から厚木基地にヘリで運び、輸送機に乗せグアムへ運ぶはずです、米軍関係者を抱き込まな、
い限り、強奪は無理です、日程を聞き出すのも金を使って米軍将校を凋落するつもりだと思います、後は輸送機のハイジャックです、グアムへの飛行ルートは小笠原列島上空を飛行する、
はずです、
どこかでハイジャックして海にパラシュートで降下させて、貨物船などに拾い上げる手です、輸送機はそのまま飛行を続ければ暫くは発覚しません、輸送の護衛は小人数だと思います、
いずれにしろ奴をマークするしかありません、CIAから顔写真を手にいれますと言ったのです、警視庁を後にして新宿に向かったのです、久保に電話すると久保田君から聞いた、今夜、
ジヨージを連れて店に顔を出すと言うので、
その時にと電話を切ったのです、パールに顔を出すとママがこんなに早い時間どうしたのと聞くので、クラブ不夜城の事を聞くと、ママ在日ですよ、大箱のクラブでホステスは常時30、
人は店に出ています、韓国人は10人位で、後は日本人ですよ、ヤツパリ北に関係あるんですかと聞くので、ママは北の協力者との事です、ママの家は何処ですかと聞くと、新宿3丁目、
に貸しビルを持っているわ、
その7階が住居になっており、広さは5LKの部屋が2つあり潜伏するのは好都合だと思うわ、パールのお客さんがホームパーテーに呼ばれて、一緒に一度だけ行った事があるのよと言い、
そのお客は氷川水産の社長で築地に本社があり、遠洋漁業の船主で中堅の水産会社ですよ、不夜城にも出入りしているわと言ったのです、貨物船は所有していますかと聞くと、分らな、
いと答えたのです、
その社長は日本人ですかと聞くと、そうだと思うけどあんまり親しいわけではなく、ここには月に2、3、回程度顔をだし、この店にいた美枝と言う女の子のお客さんで、ここに1年いて、
そのこ娘は不夜城に移ったのよ、その後も社長はここに来ているわ、今は店の係りになっていると話したのです、亜子を潜り込ませましょうかと言うので、それで来たんですよと言う、
と、
亜子を呼び話しをすると、氷川さんに頼んで来週からでも勤めます、ここに長いのでと言えば紹介してくれるわ、美枝さんも知っているので丁度都合がいいよと言ったのです、無理な、
事はしないで、米軍関係者が出入りするかどうかを調べてほしいんだよと言うと、了解しました、この前の件はまだ終っていなかったのねと言うので、この男の目的を潰せば更迭され、
て少しは平和になるだろうと話したのです、
それでは打ち合わせはトンボでと言うと、店を出てクラブ岬に向かったのです、店に入ると、岬が久保さんが来ると言っていたけど又事件と聞くので、どうもそうらしいと笑うと、それ、
ではジョージも来るわねと言ったのです、この前は純子とやったのと聞くので、いいや、純子は院長みたいな医者で若い金持ちを捜しているそうだよと言うと、それが賢明だわ、野心、
マンマンな女だから気をつけなさいと笑ったのです、
久保がジージを連れて来たので席に案内して、水割りを作り乾杯すると、ジョージが久保局長から聞いたよ、クサビの効果がさつそくあったではないの、しかし、米軍から奪取しょうと、
は、恐れを知らないバカものだと言うので、多額の金をつかまされれば協力する奴も現れますよと言うと、わからないように協力するとなると、輸送機に何かをしかけ途中で墜落させる、
方法だが、
救難信号をだされれば、直ぐに米軍が出動するので奪取は難しいと言うので、無線を故障させて小笠原と硫黄島の間か、硫黄島からグアムの間で墜落させれば、暫くは気がつかれない、
水深40m位の場所をターゲトにすると思いますと言うと、具体的な証拠がなければ基地に報告できないよ、しても、北が米国にテロをしかけるとは誰も信じないだろう、実行しても、
北のせいとは決め付けられないなと言つたのです、
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