青春の群像(第3部)80 山本から奴らは公安をまいて大型のクルーザに戻りました、今中にいますと言うのでひき続き監視お願いしますと言ったのです、その頃キム少佐は船室で何と言う奴だ、


青春の群像(第3部)80


山本から奴らは公安をまいて大型のクルーザに戻りました、今中にいますと言うのでひき続き監視お願いしますと言ったのです、その頃キム少佐は船室で何と言う奴だ、バカ目我々を、

みすみす逃すとは、宿舎は公安が見張っているだろうが、この先の道路にマンホールがある、この下水道は本管で宿舎の横の道路まで続いている、そこから横にコノビルの地下につな、

がっていると地図を見せて、


入口と裏口は公安が見張っているはずだ、この地下のマンホールから入れば気はつかない、一番奥が村田の部屋だ、ここの金庫にレンズは保管されているはずだ、林伍長金庫を素早く、

開けるのだと言うと、5分あればどんな金庫も開けられますと言ったので、よし、それが終ればこの階段を登り村田の部屋に行き、猿轡をかまして縛り上げこの袋に押し込めて担いで、

地下に戻り、


マンホールからここに戻ってくる、外からは見えないので気づかないはずだ、懐中電灯はつけるなよ、外に光がもれて公安に気づかれる、後1時間後に決行だ、一時間でビルにいける、

はずだ、3時半までには戻ってこれると言うと、奴が部屋にいたらどうしますと伍長が聞くと、奴は防弾チョッキをきているので、頭を狙うのだ、このトカレフはサイレンサーになっ、

ているので気づかれないだろう、


いずれにしろこのミッションに失敗して、国に帰れば我々は、家族共々処刑される、何処で死んでも同じ事だと言ったのです、小田原あたりに逃走したと思っておりまさか目と鼻の先、

のここに潜伏しているとは思わないだろう、外の様子はと聞くと、完全に公安はまきました、近くには人影はありません、バイクは裏の倉庫に隠してありますと言ったのです、あいつ、

は公安とも思えないが、


何ものだ、本国の資料にもまったくなかったぞと少佐が言うと、自衛隊のFCAか内閣諜報室の所属ではと言うので、いずれにしても厄介な奴が出て来たもんだ、工作資金はこのクルーザ、

の金庫に入っているのでカバン屋に小田原のアジトまで運ぶよう言ってある、これが成功すればKGBからプルトニュームが手に入り、原爆の開発が早期に可能になると言ったのです、


後は原爆の製造技術だ、あいつが拉致できれば役に立つと思うのだが、とても拉致できる相手ではない、次ぎのミッションで日本の工作員に何処かの大学の核融合に詳しい奴を拉致させ、

よう、まずはレンズだなと言ったのです、時間になり見張り一人を残して3人は外に出て表のマンホールに入ったのです、遠くから赤外線望遠境で監視していた山本が真一に今3人が船か、

らでて、


表通りのマンホールに入りました、見張りが1人残っていますと言ったので、了解暫くは帰ってこないだろう、これから合流すると言って亜子を連れて自転車に乗り海岸に向かったの、

です、山本に合流すると見張りは甲板のイスに腰掛けていますと双眼鏡を渡すので見ると、座ってタバコを吸っています、よし桟橋の裏から船に近付き船に乗り見張りを倒そうと迂回、

して、


海に入り泳いでクルーザーに近付き船に乗り、後ろから口をふさいでマシンガンを突きつけ、トカレフを取り上げて、騒げは射殺すると言い後ろ手に手錠をかけて、ガムテープを口に貼、

り付けて、船倉に降りたのです、ガムテープを外して、金庫はと聞くと横の絵を指差すので、亜子が絵をはずすとダイヤル式金庫があるので、聴診器を当てて解除していましたが、直ぐ、

に、


空きましたと言って、最後に鍵をピッキングして取ってを引くと金庫が開き、中に札束が入っています、全部を袋に移すと約5000万(現在の価格で5億)ありますと亜子がいい、多分麻薬、

と思いますがとビニールの袋を取り出したのです、総てを取りだしてドアを閉めて、絵を元に戻したのです、これで暫くは日本にいる工作員は活動できまいと言うと、なぜここが分っ、

たんだと聞くので、


小田原方面に逃走したと見せかけたのだろうが、そうはいかんのさ、近くに隠れたほうが見つからないと思ったのだろう、それにレンズを狙うには小田原は遠すぎて、警察の検問に引っ、

掛かるので、近くに潜伏するのがあたりのまえだと言うと、解放したのは、わざと宿舎を襲わせて、その隙に工作資金を奪う目的だったのかと言うので、その通りだよ、俺の方が少し、

利口なわけだと笑ったのです、


暫くはおとなしくしてもらおうと口にガムテープをはり、甲板の道具入れに押し込めたのです、船室に戻りかえってくるまで待とうと、冷蔵庫からワインを出して乾杯したのです、3時、

半になり、山本から奴らが帰ってきましたと言うので、了解と返事してキッチンの奥に2人で隠れたのです、3人が船室に入って来て電気をつけて、グラスとワインを見て朴一等兵め酒、

を飲んでいたのか、


奴はと言うと便所でも行っているんでしょうと伍長が言ったのです、思ったとおり村田はいなかったが、レンズは手に入れたまずはよしとしょうと言って、ワインを注いで飲もうとした、

ので、そうはいかんとキッチンから出て、自動小銃を構えて手は上に上げろ、少しでも動けば射殺すると、天井に向けて引き金を引くと、ブス、ブス、ブスと玉が突き刺さったので4人、

が手を上げたので、


亜子がトカレフをバンドの後ろからはずし、足首と少佐の両太股からナイフを剥ぎ取り、後ろ手に手錠をかけたのです、どうして解放したのだと言うので、これさと袋の中身を見せて、

金庫に隠していた工作資金と麻薬は頂いた、もう1人は甲板の物置にはいっている、亜子連れて来いと言うと連れて来て、ガムテープをはがしたのです、どうせ処刑される身ださあ殺、

せと少佐が言うので、


お前達が盗んだのは偽物のレンズだ、ここにあるのが本物だと箱を開けて見せたのです、これと工作資金と麻薬と交換してやる、これをソ連に渡せば喜ぶぞ、ソ連の偵察衛星も米国と同、

じ性能になり、北の面子も保てるので処刑はされないさと言うと、お前は日本政府の人間か、そんな事すればお前が逮捕されるぞと言うので、俺は影の存在だから大丈夫だよ、米国だけ、

が軍事的に優位になると、


バランスが崩れて紛争の種になり日本の国益にも反するが、政府がソ連にこのレンズを渡すわけにはいかんだろう、何と言っても米国は同盟国だからな、そこで折角日本に来た少佐に贈呈、

しょうと言うわけだ、今から全員解放するので潜水艦に連絡をするのだ、その地点まで俺が送ってやろう、降りるときに武器は返してやる、くれぐれもこの事は内密だ、お前達も口を割れ、

ば、


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