うーむ。本作の戦闘描写は読みづらいところが時折、あると思います。理由として、「誰」が「何」をして、「どう」なったのかの描写が頻繁に省略されることがあるようです。
このシーンでの実例として、
　　　『彷徨。遙々と。珠玖の泉源。閻く』
　　　　――やはり聞こえる。
　　　　”静寂の言葉ウユララ”。
　ここでは、背後にいるミロウが術の行使を始めたのだと思いますが、文章からはそこが分かりませんでした。ウユララによる術を使うのはエルフだから決まってるじゃないか、と言われればそうかもしれませんが、目の前の男の中にエルフが混じっているのかもしれないし、呪文から術の内容が分かるわけでもない。「セシュナの背後でミロウが詠唱を始めた」とか、即物な説明を要所に入れておいても良いように思われます。

　あと、読者はさっと説明されてもちゃんと覚えていないことが多々あるので、キャラクターの能力についてはときどき説明を入れておくとよいと感じます。ニザナキ君とかが使ってるのってマギアだっけ？みたいなことがありました。
　
　戦闘の描写とか、幻想的な演出は好みなんですが。
　あまり残しておくようなコメントでもありませんので、あとで削除していただけると助かります。

あれ？ちょっと改稿しましたか？前は特待生と子供達の序列が同じ表記で読みづらいと思った記憶がありましたが。

爆破に躊躇がないあたり、相当アレですよね・・・