ロック・ドラス
ハラハラキャットによく似ているナマズ。
本種は南米産でハラハラキャットはアジア産という違いがあり、本種の方が体高があって立体的に見えるからか存在感がある。南米のナマズには他にも70種類ほどドラスの仲間がいるが、本種以外は20cm程度まで成長して小型熱帯魚程度なら食べてしまうモノが多く情報を正確に掴めない生体には手を出さないこと。そういう意味ではハラハラキャットの方が名前とは裏腹に安全。
混泳に関しては問題なし。ただハラハラキャット同様に食事以外では積極的に動くサカナではないので、水草水槽などの落ち着いた環境だとたまにしか姿を見かけないかもしれない。また、あまり素早いサカナではないので水槽底面にサカナが過密気味だと淘汰されてしまうおそれがり、エサをピンポイントであげる余裕がないなら底面の生体は本種だけにすべきかもしれない。
特に本種の仲間は雑食ながら肉食の傾向が強いので、混泳しているサカナの稚魚や稚エビが本種に捕食される可能性は十分にある。だが、あまり動きたがらないサカナであるということはエネルギーの消費も緩やかであり、さほど積極的に食事をしないことの裏返しなので被害自体は小さいかもしれないし、そういう意味で見かけたら近くにエサを落としてやる程度で慣れるまではエサのあげすぎに注意。
おまけとして、本種には体のいたるところにトゲがあるので素手で触らないように。同様に網を使っての捕獲も外せなくなったり傷つけたりする可能性があるので避けるように。本種の取り扱いにはコップなど水と一緒に捕獲や移動できる形が他のサカナ以上に重要である。
なお、サカナにとって人間の体温は非常に高熱でやけどになる可能性がある。そういう意味でもサカナを素手で触ることはサカナにとっては危険でストレスになるので、その点はよく覚えておくように。
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