クラウンキリー

 熱帯魚版メダカというべき存在。

 グッピーより存在感がメダカに似ているので確認してほしい。


 混泳には向くがエサやりに注意が必要。とにかくよく食べる。とてつもない勢いで食べるのであっという間に太る。太りに太って満足げに死ぬ。私の飼ったサカナで肥満が原因で死んだと疑われるのは長年飼い続けた出目金とコイツくらいである。本人は食べるだけ食べて幸せそうに太っていくが、飼い始めた当初の姿を気に入っていた側としては見るも無惨な姿である。対策はとてもシンプルで浮遊性のエサをこの個体専用と考えて極端に抑えることである。どうも本能的に浮いているエサを自身の状態とは関係なく食べてしまうらしく、普段の生活圏にある水面付近より下に他のサカナのエサを撒くことができれば問題は解決する。つまりは少し手間をかけてエサを一度濡らしたり水の中で減圧して沈むようにすれば多少の肥満防止になる。


 まとめとして、混泳できるが上層で生活するサカナは本種のみに限定するという制約が発生する。なので、中層や下層のエサを食べるサカナと混泳させるのが賢明な判断といえる。判断基準としては口が斜め上方を向いているサカナの多くが上層を生活圏にしているので、それらのサカナが中層以下のエサを食べるか分からないときは混泳は見送るべきである。また、同種間での縄張り争いもあることから多数飼育は避けるべき。ある意味混泳水槽の上層担当がちょうど良いサカナ。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る